地方の人口減少対策における「関係人口」の必要性

こんにちは!カンタ〈@inabigi〉です。


みなさん!!

突然ですが、最近よく聞くようになった「関係人口」。

やたらとこの言葉を聞く機会が多いと思いますが、なぜ「関係人口」が必要だと思いますか?

僕は普段移住支援の仕事をしていることもあり

移住者を増やすには「関係人口」が必要

と考えています。

先日、僕が住む福井県南越前町にて「関係人口」をテーマに発表をする機会をもらいました。


今回はその発表した内容を元になぜ「関係人口」が必要なのかを話していきます!

関係人口とは

まず「関係人口」なんて知らないよという方のために簡単に説明します。

総務省によると

「関係人口」とは?


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 「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。
 地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。


出典元:『関係人口』ポータルサイト - 総務省

では具体的にどんな人を指すのかというと

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のような人が挙げられます。

つまり一言でいうと、「地域外に住みながら地域の手伝いをしてくれる人」です。

もっと正確に言うと

ふるさと納税をした人
都市部にある物産展で定期的に商品を買ってくれる

などのようにその地域を訪れたことがなくても「関係人口」と呼ばれることもあります。

ただ今回の記事内では、基本的に「その地域を訪問してくれた人」を指すということはあらかじめ念頭に置いてお読みください。

そもそも人口の現状ってどうなの?


次に関係人口の話をする前の共通認識として簡単に「人口」について整理しておきます。

当たり前のことではありますが、改めて書きます。

全国的には?

まずは日本全体ですが、総務省から発表されている未来も含めた人口の推移を見てみます。

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出典元:総務省「第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~」

見ればおわかり頂けると思いますが、全体の総人口も2005年を境に減っています。

そして14歳以下の人口は減り、65歳以上の人口は増えていきます。

つまりこれからは「人口減」と共に「高齢化」が進んでいくということです。

我が町福井県南越前町は?

では実際に1つの地方自治体の例として、僕が住む福井県南越前町の人口推移も見てみます。


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「総人口」は減っています。


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出典元:南越前町人口ビジョン(H27.10策定)

14歳以下は減り、65歳以上は増えています。

ということは、おそらくこういうことでしょう


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ここでは福井県南越前町を例に挙げましたが、

単刀直入にいうとほとんどの全国の地方自治体は

もう今後人口は増えない

でしょう!!

では全体的な「人口」が増えない今、どうすればいいと思いますか?

これからするべきこと

このままでは人口が減ってしまう地域ではどうすればいいのか?

当たり前のことにはなりますが、僕は以下のようにするべきだと考えています。

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そうです。

若い人口を増やす(≒維持する)ことに注力すべきなのです。

若い人口さえいれば地域内で維持されることも多いですし、多くの問題を解決することができるでしょう。

そのために

・これから出ていく人を引き留める
・Uターンしてもらう
・Iターンしてもらう

ということに着手していく必要があります。

移住してもらうには?


では、若い方々が移住をする理由はなんでしょうか?

いくつか挙げてみます。

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このような理由の人が多いのではないかと思います。

ただ、移住者の最終的な移住の「決め手」って何でしょうか

移住した「理由」をアンケートしているとこはいくつかあるのですが、どこも複数回答可能のやり方で行われており、最終的な移住の「決め手」がよくわかりませんでした。

そこで、今回は自分でSNSを使ってアンケートをしてみました。

移住の最終的な”決め手”アンケート

先日、こんな感じで呼びかけました。


もう本当にありがたいことに122件の回答を集めることができました

改めてご協力ありがとうございました!!

そんな今回のアンケートした内容はこちら。


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詳しくは「移住者に聞く!移住の最終的な決め手・決断理由は? - いなビギ!」にまとめてますので、もしよければご覧ください。

ここでは簡単に紹介します。

まずは移住した「理由」。


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結婚や仕事の都合など、選択の余地がない理由が多くを占めています。

また回答が多いものをジャンル分けしてみると「人・環境」、「自然・食材」、「制度」といったものが多いです

それを踏まえて、最終的な移住の「決め手」について見てみます。


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移住した「理由」と比べると上位に来ているものが、結構変わりましたね。

つまり、ここで回答の割合が減った項目は移住を決める判断材料として、優先順位が低いということです。

実際に減った項目を見てみると「自然・食材」、「制度」が減っていますね。

その反面、「地域の人柄」、「移住支援・相談してくれる人が良かった」などの『人』は減っていません。

また同様に「やりたいこと(夢)を実現できる地域」、「自分の知識・スキルを活かせる」などの『環境』も減っていません。

つまり


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ということがわかります。


移住の最終的な「決め手」は

「あの人がいるから安心」
「あの地域の人柄なら行ってからも馴染めそう」
「同じ志をもった人がいる」
「自分の夢だったカフェができる」

というような『人・環境』によるものが多いということです。

しかし

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その地域の人柄を知る、やりたいことが実現できるなどは、現地に行ってはじめてわかることなんです。

だからこそ移住者を増やすためには「関係人口」を増やすことが必要なのです。


我が町(福井県南越前町)の「関係人口」への取組


「関係人口」の取組の実例は全国各地に色々あると思います。

ここでは僕が住む福井県南越前町の取組について少し説明しつつ、実際にこんなことに繋がったという例を紹介します。

今回紹介するのは、地域おこし協力隊としても大きな関わりがある「流動創生」と「地域まるっと体感宿「玉村屋」です。

流動創生

流動創生」とは地域おこし協力隊のOGが町に提案し、地方創生の一環として始まった事業です。

今でこそ「多拠点居住」や「関係人口」というワードはよく見かけますが、これらが流行る前の2015年からこの事業は始まっています。

HPでは下記のように説明されています。

「流動創生」とは?


 風を読み、季節を渡る鳥のように、
もっと自由に、流動的に。

「流動創生」は、場所や組織に縛られない、多様で新しい働き方・暮らし方を提案するウェブメディアです。


出典元:流動創生- 場所や組織に縛られない働き方や暮らし方


全国各地を巡ってスキルを習得しながら、流動的なライフスタイルを模索する「Round Trip」。

町内にて、「風の人」と「土の人」のギブアンドテイク構築を学ぶ合宿企画「Stop Over」。

などをメインに「多拠点居住」や「関係人口」をテーマに都内でイベントをしたりと、流動的なライフスタイルを推進する事業とでも言えばいいですかね。

2017年の記事にはなりますが、このgreenzの記事にまとまっているので、もし良かったらご覧ください。

greenz.jp


またあのソーシャル&エコマガジン「ソトコト」の2019年3月号「続・関係人口入門」特集に大々的に掲載されるなど、今注目され始めている取組なのです。

地域まるっと体感宿「玉村屋」(旧玉村邸活用プロジェクト)


地域まるっと体感宿「玉村屋」とは地域おこし協力隊である中谷隊員(2019年3月末まで)が空き家だった民家を改装して2019年2月に開業した宿屋です。


中谷隊員がこの活動にかける想いについては「【インタビュー記事23】日本の魅力をつくる人。誰かをハッピーにし、世界をハッピーにする - 暮らしと旅と、私の記録。」の取材記事をご覧ください。


この宿屋に向けた取組は以下のように始まりました。


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ここの宿の特長は「リアルな地域を体感できること」です。


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宿としてのオープンは2019年2月ですが、体感プログラムの「Local-Plactis(ローカルプラクティス)」はこれまでに宿のモニタープランとして2年程前から始まりました。

「つるし柿作り」や「花ハス収穫」、「酒蔵の杜氏体験」など観光として用意されている体験ではなく、実際の制作過程や出荷作業など本当にリアルな作業を「体感」できます。

その他にも「地域のお神輿担ぎ」や「餅つき&年越しそば打ち」など暮らしをリアルに「体感」できるプログラムもあったりします。


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この宿の場合は「関係人口」を表に出してやっているわけではありません。

ただ、この宿に訪れた方がその後南越前町と関わってもらえるようになったりと自然に「関係人口を生み出す」役割を果てしているのです。

取組通じてどうなった?


実際にこの2つの取組を通じてどれぐらいの人が町を訪れ、どんな関係人口が生まれたのか。

実際に南越前町を訪れてくれた人(※町内で参加された方は除く)は以下の通りです。


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合計400名以上の方が南越前町を訪れてくれているのです。

これだけの人が「福井県南越前町」のことを知ってくれたのです。

全国的に見ればまだまだ南越前町の認知度は低いので、この実績は数字以上に意味があると思っています。

またさらに訪れた人とその後こんな風に関わりを持つことができました。


f:id:kdtkzy0219:20190322152555j:plain:w800画像出典元:流動創生・地域まるっと体感宿「玉村屋」Facebook


さらに


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この3件が多いのか少ないのかはわかりません。

ただ少なくとも”0”が”1”になっているとは思っています。

この「訪問者」、「移住相談」に繋がっただけでもスゴイことだと思いませんか?

なぜその地域(福井県南越前町)に来てもらえるのか


では、なぜこうやってたくさんの人がその地域(福井県南越前町)を訪れてくれるのか。

パッと思いつくのはこんな感じです。

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他にも色々ありますが、単純に「都市部にはない魅力があるから」だと思います。


例として南越前町の地域おこし協力隊に「町の魅力」を聞いてみました。


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都市部にはない魅力が南越前町にもたくさんあることがわかってもらえたと思います。

ただ…

同じような魅力の市町村はたくさんある

のです。


隣町と何が違うのか、日本海側の地域や人口が同じ程度の地域とどこが違うのかと聞かれれば、そこまで大きな違いはないでしょう。

多少の違いはあろうとも、どこも「自然が多くて、食べ物がおいしくて、人が優しい」という感想があるでしょう。

じゃあ世間的に人が集まる「人気移住地域」と人が集まらない地域とは何が違うのでしょうか。

人気移住地域との違い


もちろん環境的な違いはあるとは思いますが、圧倒的に違う部分があります。


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そうです。

情報発信量の違いです。

同じような「魅力」がある中で、その情報が移住希望者に届いているかどうかが重要。

つまり、これから移住者を増やしたいなら「魅力・楽しさを発信する人が必要」なのです。

「発信」の仕方はどうやって?


魅力・楽しさを発信をしていく必要があるわけですが、ここでいう「発信」とは2種類あります。


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「地域内(関係者)」の発信と「地域外(一般人)」の発信です。

信頼性が高いのは「地域外(一般人)」の発信です。

例えば、みなさんが外食をする時にそのお店の紹介文ではなく、口コミを見るように「一般人」の意見の方が信頼性って高くないですか?

これはその地域の評価においても同様で、誰かが「行ってよかった」「こんな場所だった」とSNS上に書いてあった方が良さそうに見えるはずです。

地域内からの発信っていくら本当のことでも「悪いことは書かず良いことばかり、むしろ少し盛ってるぐらいの表現なんでしょ?」と低い評価になりがちです。

だからこそ「一般人の評価(口コミ)」を増やしていく必要があるのです。

一般の人の評価(=口コミ)を増やすには?


一般人の評価を増やす方法は?というよりまず評価してもらうには

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「知る」
「見る」
「体験」

をしてもらう。

つまり、関わってもらうこと(≒関係人口)が必要です。

地域コーディネーターの必要性


関わってもらうこと(≒関係人口)が必要ですが、もちろんただ待っているだけでは誰も関わってくれません。


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そこで必要になってくるのが地域の魅力・楽しさを伝える(案内する)「地域コーディネーター」の存在です。

ただその地域を訪れただけでは、観光と変わりませんし「移住」に必要な魅力は伝わりません。

どの市町村にもあるその「魅力・楽しさ」を伝える(案内できる)人がいて初めて「人」に伝わるのです。

だからこそこの「地域コーディネーター」の人材育成を図っていく必要が、「関係人口」を増やす上でも欠かせないのです。

今回例に挙げている南越前町で言うと、自然とその役割を担っているのが「流動創生」と「地域まるっと体感宿『玉村屋』」だと考えています。

カンタが考える理想の移住の流れ

ここまで移住者を増やすためには、なぜ「関係人口」を増やさなくてはいけないかについて述べてきました。

実際に僕は「移住」までの流れがこうなれば理想だと思っています。

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「関係人口」が増えたその先にやっと僕がしているような、移住支援・相談を受ける人たちが必要になってくるのです。

移住支援・相談の体制を整えるだけでは、移住者が増える確率は低いはずです。

「関係人口」という地域に関わってくれる人を増やし、まずは”その地域”に興味を持ってもらう必要があるのです。

まとめ


色々なことをお話してきましたが、今回の「地方の人口減少対策における「関係人口」の必要性」についてまとめます。


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移住者を増やすには「関係人口」が必要です。

関係人口を増やすべき「理由」


似たような魅力を持つ市町村がたくさんある中で、情報発信の量が人気移住地との差となっています。

だからこそ地域と関わってもらう人(≒関係人口)を増やし、その地域の魅力・楽しさを知ってもらって一般人の評価(口コミ)を増やす必要があります。

地域内(関係者)だけでなく、地域外(一般人)からの発信もしていくことで、地域の評価や認知度もあがっていくのです。

また関わってもらうことで初めて「人」の良さや「環境」の良さを知ってもらえ、「移住」という判断にも繋がってくるので「関係人口」を増やしていくべきなのです。

関係人口を増やすために「必要なこと」


関わってもらう(≒関係人口)を増やすには、やりたいこと(夢)が実現できる環境を整えるべきです。

例えば静かなアトリエが欲しい芸術家の人のために、空き家を活用した長期滞在可能なレンタルアトリエを作ってみたり「自分の住む場所ではできないけど、その地域ならできる。」と感じてもらえるような環境作りが必要です。

また、「環境」を整えるだけでなく、その魅力や楽しさを伝える(案内する)「地域コーディネーター」的な存在が不可欠となります。

やはり自分自身で訪れるだけでは気づけない、地域の魅力がどこの地域でもあるはずです。

ただ、その魅力を知ってもらわなければ「関係人口」、さらにその先の「移住」には繋がっていきません。

だからこそ地域の魅力を伝える「地域コーディネーター」の存在が重要で、その人材を育成をしていくことが必要なのです。

さいごに


長い文章となりましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございます。

「関係人口」というワードは便利な言葉であちこちに使われており、その目的がハッキリしてないことも多々あります。

この記事を読んで「関係人口」の必要性を改めて考える機会になったら嬉しい限りです。

またどんな取組でもそうですが、特に「関係人口」のような地域外の人を絡めていく取組には地域住民の協力が必要不可欠だと思っています。

一方だけが盛り上がって、進めることがないようにしていきましょう。



移住者に聞く!移住の最終的な決め手・決断理由は?

こんにちは!カンタ〈@inabigi〉です。

突然ですがみなさん、移住者の


移住の最終的な「決め手」


って知りたくないですか?

色々理由はあると思うんですが、「よし、ここにしよう!」と決断した瞬間が移住者の誰しもあるはず。

きっとそこを知ればこれから移住しようと考えている人は参考になるはずです。

ということで、今回は「移住の最終的な決め手」について書いていきます。

移住の決め手を調べるには


誰か既に調査をしてるかなと思い調べたところ、「移住の目的」を聞いているのはたくさんありましたが「移住の最終的な決め手」を聞いている調査はほぼありませんでした。

それなら自分自身で調べてしまおうと、こんな呼びかけをしてみました!


今回はこのアンケートに沿って、移住の最終的な決め手についてお話しします。

アンケートの目的


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なぜこのアンケートをしようとしたのか。

ツイートでもあるように自分の発表資料に使いたいというのもあったのですが、

他人の移住の最終的な決め手を知ることで、移住希望者の方々の移住先選択における判断材料の参考になる

と思ったのが、裏の目的でした。

最後の決断で迷っている時に見てもらって参考にしてもらえれば嬉しいです。

アンケート内容


アンケートの概要はこちらです。


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シンプルによく他のアンケートでもある「移住の理由(複数回答可)」と今回の目的である「移住の最終的な決め手」について聞きました。

また具体的な例を知れればと思い、エピソードも合わせて聞いてみました。

アンケートは最終的に

122件の回答が集まりました。

ご回答頂いた皆様には、心より感謝いたします。

ありがとうございました。

もし何か僕ができることがあれば、協力しますのでぜひその際はお声がけください!

〈結果〉男女比、年齢層


まずはアンケートにご回答頂いた方の男女比・年齢層の結果です。


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少し男性の方が多かったです。


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30代、40代、20代で約9割を占めています。

今回のアンケートは20~40代の方々の意向が出ていますので、その点ご了承ください。

〈結果〉移住した理由は?


まずは「移住した理由」のアンケート結果です。


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ここでは移住した人が、移住する時に気にかけていることがわかります。

自然環境に関しては約4割以上の人が移住した理由としてあげていたりと、他のアンケートでもよく見かけるような項目が今回も多かったです。

その他、ジャンル分けすると「人・環境」、「自然・食材」、「支援制度」が多いことがわかります。

ここで注目してほしいのは「結婚」、「仕事の都合」、「家庭の都合」など、移住先に選択の余地がない項目が回答の約2割を占めていることです。

移住と言っても「自分以外の要因」が理由になっている人も多く、結局何で選んだのかよくわからない曖昧な感じなのです。

だからこそ、ここでもう一歩踏み込んで「移住の最終的な決め手」を聞くことで、本当に移住者が優先している項目がわかるはずです。

では、その結果を見てみましょう!

〈結果〉最終的な移住の決め手は?


ここを知ることでわかるのは、移住を決めるにあたっての優先順位です。

移住者が何を優先して移住先を決めているのか見てみましょう。

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「移住した理由」の図と見比べてほしいのですが、明らかに割合が減っている項目があります。

「自然環境」
「新鮮で安全な食材が手に入る」
「自治体の移住支援制度の充実」

などです。

つまり、これらは移住を決めるにあたって優先順位が低い項目ということです。

では、逆に割合が減っていない項目を見てみると

「夢(やりたいこと)がその地域で実現できるから」
「仕事の都合」
「移住相談・支援してくれた人が良かった」
「結婚」
「地域住民の人柄」
「自分のスキル・知識を活かせる」

などでした。

「仕事の都合」や「結婚」などの選択の余地がない項目はどうしようもない決め手だとしましょう。

それ以外をみると、移住相談・支援・地域住民などの「人」とやりたいことが実現できる、自分のスキル・知識を活かせるの「環境」が残っています。

つまり多くの人が「人・環境」を移住の最終的な”決め手”にしているということです。

どこの地域にしようか判断に迷った時はそこを重点的に考えてみるのが良いのではないでしょうか。

余談ですが、自治体で移住支援施策や自然・食べ物の良さなどをやたらPRしたりしているとこは、PRすべきポイントが違うということですね。

本当に移住希望者に響くのは「こんな人がいて○○というおもしろい取組してますよ」とか「ウチの地域なら〇〇ができます・サポートします」とかそういうことなはずです。

そして話に乗ってきた人に親身に対応し、地域住民を紹介して交流を作ってあげて初めて「移住」に繋がるのだということです。

移住の決め手エピソード紹介


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今回有難いことに80件を超えるエピソードも頂きました。

全てを紹介することはできませんが、その中でも多かったのが「人」に関するエピソードでした。

ここでは「人」に関するエピソードでいくつかよかった(参考になる)ものを紹介します!

※地名・個人が特定できるものについては、僕の方で多少変えていますのでご了承ください


【エピソード①】
移住相談をしてくれた方がとてもいい人で、結構関西からの移住者が多かったし、この人がいるなら安心できると思った。

移住者の数というのは1つの見極めるポイントになります。

それだけその地域の人が外から来る人に対してウエルカムだったり、サポートしっかりしている可能性が高いです。

また相談者が頼りになるというのは行く側にとっては重要ですよね。

【エピソード②】
学生時代4年間お世話になっていて信頼できる農家の方(地域ではそこそこ力を持っている有名な方)が、「もしここに住んで、困ったことがあったらなんでもすぐに言いなさい。助けてあげるから。」と言ってくれたので、安心して移住を決めることができた。

「その地域で権力がある人」と知り合えたり、気に入ってもらえるとグッとその地域に入りこみやすくなります。

またこのエピソードのセリフなんて言われたらもうイチコロですよね(笑)

キーマンと知り合うことの大切さについては田舎暮らしを始めたらまずやるべき5つのこと - いなビギ!にて説明しているので、もしよければご覧ください。


【エピソード③】
私自身が癒される土地であることが第一条件。周辺地域の移住コーディネーターのホスピタリティも高かったし、何より志に共感してくださった方がいる土地なら間違いないと思いました。

自分が目指すべき方向と一緒の人がいるってのは、これからやってやろうという人には大きな力になります。

何かやりたいと考えている人はその地域に住む人たちの考えを聞いてみるのもオススメです。

〈おまけ〉参考になったエピソード


せっかくたくさん頂いたのに3つだけなんてもったいない。

「人」関連以外にも参考になるエピソードもあったので、こちらもいくつか紹介します。


【エピソード④】
その町に自分と同じ仕事をしている人(所謂競合)が1人もおらず東京で埋もれるよりもよっぽど面白い展開が見込めたから。

田舎ほど競合が少ないため、都市部では当たり前のことも田舎ではまだまだ浸透してないこともたくさんあります。

思わぬ自分のスキルが仕事にもなったりします。

チャレンジがしやすい環境なのは田舎のメリットですね。


【エピソード⑤】
自然環境のよい場所で、夫婦でやれて、複業できる仕事を探していたところ、移住フェアで全ての条件にマッチする提案をしてもらいました。素晴らしいタイミングだったので、心の中では即決でした。

これは移住フェアで条件をちゃんと絞っていたからこそ見つかったんだろうと思います。

僕が何より移住イベントを回る上で大事だと思っているのが、「譲れないポイントを考えておくこと」

話をより効率よく聞くことができます。

ただ闇雲に聞くだけでは、時間と体力が必要なので注意しましょう。

こういった移住イベントの回り方については移住イベントで効率良く情報収集するためのオススメの方法 - いなビギ!にて詳しくまとめてますので参考にしてください。

【エピソード⑥】
車で川5分、山30分、観光施設も全て30分圏内(キャンプ場、スキー場、美術館…)多兄弟家族が多く、町の子育て支援充実。町主催の安価または無料のお祭や体験型イベントが多く、毎週末ダブルブッキングするほど!(たけのこ掘りやパラグライダー体験など色々)地域で子育てしている感じで、安心。楽しすぎて毎日が忙しいです(笑)あと通勤時間が車社会は短いので、子どもと長く過ごせるのも魅力です♩やっぱり決め手は子どもです、子どもの感性のあいだに四季を肌で感じたり川で泳いだりしてほしい(実際私が転勤で田舎暮らしをするまで、大人になっても知らないことが山ほどあって感動したので)
都会で断捨離したシンプル暮らしも良いけど、田舎の広い家でものをたくさん持った生活も楽しいです!(釣り竿とかスキー板とか薫製機とか…)

子どものためを考えるなら、体が足りないぐらい楽しむコンテンツが多くてもいいですよね。

基本的な学校、病院といったことも大切ですが、子どもの遊ぶ場所も調べておくと移住してからが楽しいですね!

「雨の日に子どもを遊ばせる場所が少ない」という話はよく聞くので、そういう観点で調べてみるのもオススメです。

さいごに

以前からやはり移住の決め手は「人・環境」だと思っていたのですが、今回のアンケートを通じてから予想から確信に変わりました!

僕自身も田舎暮らしを発信する側として移住支援をする側として参考になることばかりでした。

改めて今回アンケートにご協力頂いた方、ありがとうございました。

回答頂いたみなさんに読んでもらえたら嬉しいです。


移住イベントで効率良く情報収集するためのオススメの方法

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こんにちは、田舎暮らしビギナーのカンタ(@inabigi)です。

今回は移住先を決めるにあたって、情報収集の1つであるであろう「移住イベント」についてお話しします。

移住イベントに参加すると、こんな思いしたことありませんか?

・知りたかった情報を聞けなかった
・ただ歩き回って疲れただけだった
・たくさんの勧誘にうまく断れず、時間を取られてしまった

せっかく時間を割いて行ったにもかかわらず、「何の収穫もなかった」なんてことだけは避けたいですよね。

そこで移住相談出展側の僕から見る移住イベントをうまく回るコツを紹介します!

ちょっとしたポイントを抑えるだけで情報収集の効率がグッと上がります

そのポイントをまとめたツイートかこちら↓↓

twitter.com

パッと見てわかるものもあれば、何でなんだろうと思うものもあるかもしれません。

この記事ではさらにそれぞれ詳しく解説していきます。

訪問するブースを決めておく


直感でもいいですし、各自治体のHPを見てみるなりして気になるブースをいくつか決めておきましょう。

それを決めておくと、どこに行こうか迷った時にすぐに決められるので時間が無駄になりません

オススメの調べ方は「仕事?物件?田舎暮らしの情報収集に役立つサイトまとめ - いなビギ!」でまとめているので、ご覧ください。

一番やめた方がいいのは、イベント会場でチラシを見てどこに行くか決めること。

紙で載っている情報は事前に調べれば知れることばかりです。

せめてブースに向かう途中に「あそこのキャッチフレーズ良さそうだなー」など目星をつけながら動きましょう

譲れないポイントを考えておく


何より大事なポイントがこの「譲れないポイント」を考えることです。

人によってそれぞれ違うとは思います。

・海側の地域に住みたい
・子育てに力を入れている地域がいい
・スーパーが車で30分圏内にほしい
・総合病院がある地域がいい

など、5つぐらい考えておくと訪問するブースを決め手にもなりますし、話を聞く時に聞きたい情報を効率よく聞くことができます

他の方もここが一番大事なポイントだと言ってくださいました!

twitter.com


デメリットを聞く


これはブースで実際に相談している時のコツです。

僕がこれまで移住支援の仕事をしてきて感じたことは、自治体関係者はどうしても自分の町を悪く言うことを避ける傾向があるということです。

もちろんプラス面も検討事項として考えるべきですが、マイナス面こそ優先して検討しなければならない項目です。

・雪が多い
・虫が多い
・交通の便が悪い
・子どもの救急病院が遠い

など、人によっては絶対にそんなところには住めないという条件になりかねないことですよね?

だからこそ、相談する際にはその地域に住む場合のデメリットを聞く必要あるのです。

デメリットを言うことを渋ったりごまかしたりする自治体は、ちょっと疑った方がいいかもしれません。

お互いにミスマッチのない移住をするためには、情報はなるべくオープンにするべきだと思っています。

先輩移住者がいるブースを優先する


これはリアルな外からの目線という部分で大事になってきます。

自治体職員はずっとその土地に住んでいる人が多く、外からみれば当たり前じゃないことも当たり前だと思って説明しない(できない)ことがあります。

やはりそういう部分では先輩移住者の情報ほど頼りになるものはありません。

「自然が多い割に利便は良いけど、人間関係が密なのでそれに耐えられないと難しい」などと、リアルな意見を聞きやすいです。

都道府県のブースに先に行く


これはそんなこと言っても訪問するブースを選べないよという方向けのポイントです。

とりあえずエリア(〇〇地方)を絞って、そこに該当する都道府県ブースに行きましょう。

そこでは②で考えた自分の譲れないポイントを話してみましょう。

都道府県側もそれならば、この自治体がいいといくつかオススメしてくれます。

手当たり次第に行くよりもずっと目的に沿った形でブースを回ることができます

情報発信が多い自治体を選ぶ


これはあくまで目安にはなりますが、情報発信が多いとこほど移住サポートがしっかりしている場合が多いです。

情報発信できるということはそれだけ手元に情報があるということですし、どんな人に向いている地域かどんなことなら提供できる地域かを説明できるはずです。

情報がない地域ほど怖いものはありませんよね。。。


メジャーどころの移住イベント


では、実際に「移住イベント」ってどんなのがあるの?という方にメジャーどころをご紹介します。

JOIN移住・交流&地域おこしフェア(東京)


今、日本で有名な「移住イベント」といっても過言ではないでしょう。

毎年1月下旬に開催され、400団体以上が参加する日本最大級のイベントです。

その分、会場が広いです。

うまく回らないと何も収穫がないなんてことになりかねません。

www.iju-join.jp

ちなみに僕が住む、福井県南越前町も毎年出展しています(2019年現在)!

www.minamiechizen-iju.jp

ふるさと回帰フェア(東京・大阪)


東京は毎年9月、大阪は毎年7月に開催されています。
約370団体(2018年)も参加しており、こちらも国内では最大級の移住イベントの1つです<東京>

<大阪>

いい街発見!地方の暮らしフェア(名古屋)


参加団体は約50団体(2018年)と他2つと比べると小規模ですが、名古屋では最大級の移住イベントです。

その分、中京圏から近い自治体の参加が多く、中京圏近辺で移住を検討されている方はもってこいのイベントです。

会場が狭い分、疲労も少ないです(笑)

〇〇地方or各都道府県が主催の移住イベント


都道府県まで絞れているならば、各都道府県が開催する移住イベントに参加するのも1つの手です。

より深く話を聞きたいならば、間違いないでしょう。

企業も参加しているようであれば、就職の話もきけて一石二鳥です。


僕が住む福井県でも毎年開催されています!<大阪>

<東京>

さいごに


うまく情報収集するポイントをお伝えしてきましたが、1回の参加で満足のいく情報を全て手に入れることは難しいと思います。

上記で紹介したポイントを抑えながら、何度も足を運び確実に情報を増やしていきましょう。

移住イベントでなくとも都市部に普段から移住相談ができる「ふるさと回帰センター(有楽町)」などもあります。

それらも活用してしっかりと移住に向けた事前準備をしていきましょう


その地方移住ちょっと待った!それって子どものためになってるの?

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こんにちは!カンタ(@inabigi)です。


子どものために地方に移住します!!

とよく聞くのだけど、そんな人に問いかけたい。

その移住、本当に子どものためになってる?

今回の記事は

ご家族で地方移住を検討されている方

将来の子どもためと思って地方移住を検討されている方

向けです。

この記事を読んでもらって地方移住をもう一度見つめ直してもらう機会になったら嬉しいです。

移住が子どものためになってるか疑問に思ったキッカケ


まずは僕がこの記事を書くキッカケになったことがこれです!


仕事を変えずに通勤圏内ギリギリの地方に移住をした人について。

仕事が休みの日はいいとして、仕事がある日はどうでしょうか。

通勤時間のせいで、子ども(家族)と過ごす時間減ってませんか?


僕の場合は田舎に移住をして通勤時間が減り、家で過ごす時間が増えました。


1日2時間って相当大きいですよね。

この時から「子どものために移住したい」と言っている人にはしっかりとその移住が本当に子どものためになっているのか、考えてもらうべきだと思いました。

もちろん移住の理由が

子育ては自然が多い場所で

だけではないと思います。

子どもにとっての選択肢がそれでいいのか、もう一度考えてみてほしいのです。

では、考えていく上でのメリット・デメリットを再確認してみましょう。

地方・田舎での子育てのメリット

地方・田舎全体のメリットは【迷っているならまずチェック】田舎暮らしのメリット・デメリット - いなビギ!にまとめてありますので、気になる方はまずこちらをご覧ください。

ここでは「子育て」に着目してザっとまとめてみました。

・自然に触れ合える
・アウトドアを楽しみやすい
・挨拶ができる子どもになる
・空気がキレイ
・新鮮・安全な物が手に入りやすい


それぞれ少し解説していきます。

自然に触れ合える


どこで聞いても地方・田舎に行きたい理由NO.1がこれ。

ゲームばかりではなく、自然と触れ合うような遊びをしてほしい気持ちは誰でもありますよね。

以前聞いた話なんですが、都会でずっと育ったせいか野菜が土から育つことを知らない子どもがいたとか。。。

そんな子どもに育ってほしくないなと僕も思います。

アウトドアを楽しみやすい


自然があるということはそれに付随するアウトドアは近場で楽しめますよね!

スキー、海水浴、川遊び、キャンプ、BBQなど、都会よりも時間をかけずに楽しむことができます

連れて行く方は大変ですが、こういう体験はできるだけたくさんしてほしいですよね。

挨拶ができる子どもになる


僕が田舎に来て驚いたのが子どもが誰にでも挨拶するところ。

聞いたところによると「挨拶」は誰にでもしなさいと教わるそう。

都会の子ってむしろ「知らない人には挨拶はするな」って教わりますよね。

田舎にとって「挨拶」ってとっても大事なんです。

挨拶ができない人ってあまりいい評価を受けている印象はありません。

田舎における「挨拶」のメリットは田舎で道行く人に挨拶してみた!そこから感じた「挨拶」のメリット - いなビギ!を読んでもらえればと思います。

空気がキレイ


これは説明するまでもないですよね。

田舎に行けば行くほどキレイだと思います。

喘息など呼吸器系の病気を患っている子どもにとっては最適な環境と言えるはずです。

新鮮・安全な物が手に入りやすい


第一次産業の従事者が多い地域ほど、新鮮・安全な物が手に入りやすいです。

スーパーでさえ、都市部のスーパーよりも鮮度の違いを感じます。

都市部で産地直送って書いてあってもやっぱり数日は経過していることが多いですからね。

値段的にはそんなに変わらないですが、美味しさも全然違いますし値段以上の価値を感じられます

地方・田舎での子育てのデメリット

同じくザっとまとめてみました。

・雨の日に遊ぶ場所が少ない
・通学に送迎が必要な場合がある
・都市部に出た場合の子育てにかかる費用負担が大きい
・選べる選択肢が少ない
・競争意識が薄い


それぞれ少し解説していきます。

雨の日に遊ぶ場所が少ない


自然があるので外で自然を楽しむ場所は多く、ある意味どこでも遊び場みたいな感じもあります。

公園も少ないですが、ボール遊びできる場所や全力で走り回る場所はたくさんあります。

ただ、雨・雪が降った途端に出かけて遊ぶ場所がなくなってしまうのです。

ショッピングモールなどにあるような人工的な遊び場が少ない・近くにないのはしょうがない点ですね。

通学に送迎が必要な場合がある


まだ中学生まではいいかもしれません。

近くにある可能性もありますし、スクールバスだって出ているかもしれません。

高校・大学となるとどうでしょう。

学校や駅まで自転車で行ければいいですが、通えない範囲の場所に住んでいる場合は送迎が必要になってきます。

子どもの将来(中学生以降)も考えて場所を検討しなくてはいけないですね。

都市部に出た場合の子育てにかかる費用負担が大きい


これも高校・大学の話です。

家から通えない範囲になると、定期代・家賃・生活費・学費などかかってきますよね。

田舎・地方では都市部にいた頃よりも収入が落ちていることも多いでしょう。

そうなった時、この学校関係にかかる費用は結構生活の負担になりますよね。

人はないものねだりです。

いくら親が都会は嫌だと思っていても、田舎でしか過ごしたことがない子どもにとって都会は憧れとなり出たがる子が多いのも事実です。

選べる選択肢が少ない

僕が個人的に一番気になるのはこれ。

田舎に来てから子どもの時の選択肢は少ないと感じました。


特に少ないのは団体スポーツ。

人数が分散してしまうとチームが組めなくなってしまうからだそう。

なるほどなと思いつつ、そうやって自然に選択肢が狭まってると思うと少し悲しい。

高校進学にしたって通える範囲となるとグッと少なくなる。

アルバイトするのだって候補は限られる。

やはり地方都市あたりを選んで、ある程度選択肢があった方がよいと思いました。

競争意識が薄い


田舎で過ごして感じたのが、競争を意識している瞬間を目の当たりにすることが少ないという点。

競合店がないスーパー・コンビニなどの商業施設。

近隣に小中学校がないからこそ、他校との競争を感じられない。

競争意識をすごい感じるのは地区の運動会くらいです(笑)

だからこそのこの田舎・地方のゆったりとした空気があるのだと思います。

さあ、考えてみましょう。子どもにとって最適の移住とは?


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最適と書きましたが、答えは1つではないです。

あなたの子どもにとって”最適”な選択を考えてもらいたいのです。

それは自分の通勤時間が長くなってでも、子どもの病気のために空気が良い田舎を選ぶことかもしれません。

はたまた、自然もあるしある程度利便性もあって、子どもの選択肢も多い地方都市を選ぶことかもしれません。

子どものためを思って、もう一度今考えている選択肢がどうなのか考えてみてください。

まだ検討していなかった項目があるかもしれません。

さいごに

きっと移住をするための目的は「子育て」だけではないと思います。

自分か良いと感じたからこそ”移住”という選択肢を検討しているのでしょうし、できる限りベストな選択肢を選びたいという気持ちがあるはずです。

子ども、パートナー、自分自身、親族など全ての人にとって最高の条件というのは難しいと思いますが、どこがみんなの一番の妥協点なのかをしっかりと話し合って決めていきましょう!


移住者が田舎で地域おこしをしたい時に目指すべき姿

こんにちは!カンタ(@inabigi)です。

あなたは移住者が田舎に対してできることってなんだと思いますか?

いわゆる「地域おこし」というやつです。

色々あると思うのですが、少し前に僕はこんなことを改めて考えていました。


そして、1つの答えを考えてみたので紹介させてください。

今回は「できること」というよりは「目指すべき姿」と言った方が正しいかもしれません。

移住者が田舎で地域おこしをしたい時になるべき姿、それは…


地域の「火付け役」になること


です。

「火付け役」というのは、もちろん文字通りで火を起こす人のことではなく、キッカケを作る人という意味です。

なぜキッカケを作ることが、重要なのか説明していきます。


田舎での地域おこしの候補たち


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なぜ「火付け役」になるべきなのかを説明する前に、まず僕が考えていた田舎での地域おこしの候補をご紹介します。

具体的に地域おこしというのは、どんなものか僕がイメージしているのはこんな感じです。

移住し、定住する


シンプルにこれ。

地域おこしではないような気はしますが、地域にとっては単純に一番嬉しいことではないでしょうか。

何もしなくてもいい、側にいてくれる…それだけでいいんです。

起業する


地域内に雇用も生まれますし、より貢献できていると思います。

地域の課題を解決するような事業をする起業ならば、貢献度はとても高いでしょう。

田舎で目指すべきライフスタイル。現代版「百姓」を目指せ!! - いなビギ!」の記事でも紹介したように「複業」のライフスタイルを目指すために起業するのもアリです。

町の良さをPRし、観光客を増やす


成果が出ていると実感しやすいやり方だと思います。

周りからも頑張ってるねと言われやすいですし、住民からもいいお言葉を頂けることが多いでしょう。

観光客が増えることが地元住民にとって必ずしも良いとは限りませんが、地域は活気づきますし地域を知ってもらうキッカケになりますよね。

住みやすさをPRし、移住者を増やす


まさに僕が普段している仕事がこれなのですが、住民の人からもニーズは割とあると実感してます。

「ぜひ移住者呼んできてほしい」

「空き家ならあるから、いい人いたら紹介するよ」

など声をかけてもらえます。

特に若い世代をたくさんの人を呼ぶことができれば、地域は賑やかにはなっていくでしょう。

もちろんその人にとってその地域が合うかどうかが一番大事なので、注意は必要です。

地域内でイベントをする


観光PRに似ている部分はあるのですが、形になりやすい地域おこしの形。

一時の盛り上がりではありますが、規模にかかわらず効果があるのが「認知度アップ」

「関係人口」のように継続的に来てくれる、協力者が見つかるなどより深い関係性になりやすいコンテンツです。

考えた結果:どれもしっくりこなかった

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冒頭のツイートでも記載していたように、いくら考えてもどれも「これだ!!」というしっくり感はありませんでした

なぜなら次のような理由があったからです。

自分が主体的に動いてしまった場合の継続性を感じなかったから


永住つもりで移住されている方が多いかもしれませんが、もしかすると何かの事情で自分がその地域にいなくなってしまうこともあると思います。

そうした時に自分が主体的に動いていた場合、せっかくそれまでやってきた”地域おこし”がその瞬間止まってしまうかもしれません。

最初は主体的に動く必要はあると思いますが、地域の人を巻き込んでいく必要があります。

自分がいなくなっても、それまでやってきたことがなくならない。

むしろ地域の人たちだけで継続されていくことが一番良い結果だと地域おこし協力隊を約1年半やって感じました。

あくまで行動や結果であって、考え方ではなかったから


もちろんどれが間違っていて、どれが正しいというわけではありません。

ただ、上記であげたもの候補たちは、あくまで地域をおこそうと思った結果の行動であって、根本的な考え方ではないと思ったのです。

じゃあどういう考え方の元に動けばいいのか、そこに着目を置いて考えました。

その結果、僕は冒頭で述べたように「地域おこしは「火付け役」になるべき」だという考えに至りました。

とにかくキッカケを作る人になることが大事なのではないかと。

地域おこしをしたいなら「火付け役」になれ


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それでは実際に「火付け役」としてどういうことをすればいいのか、説明していきます。

地域住民が主体となってやっていくように導く


先程も述べましたが自分が主体となってやった場合、自分がいなくなると終わる可能性が高いです。

だから自分がいなくても成り立つ、継続されていくようにしていくべきです。

「お前になんか任せられか」

むしろこのセリフを言われるくらいの方がいいと思うくらいです。

ここまでは言わせなくても、地域の人が一緒にやりたいと思うようなことをやっていく必要があるでしょう。

自分自身はあくまでサポートに徹する


これも主体性の話と重なる部分なのですが、サポートに徹することも大事です。

あくまで ” 決定 ” を下すのは地域住民にしてもらう。

その「決定」のために必要な情報を集めたり、新しい提案をしてみたりしてサポートしましょう。

長く住めばすむほど自然に「決定」を自分自身に任される機会も増えていきますし、最初はサポートでじゅうぶんなんです。

次々にチャレンジしてみる


失敗してもいいんです。

うまくいかなくてもいいんです。

反対する人がいてもいいんです。

外から見たあなたにしかわからない感覚が必ずあります。

その感覚全てが正しいとは限りませんが、何かしないと何も変わりません。

そして何かをすることでその地域の「何が絶対に変えたくないことで、何が困りごとなのか」がわかってくるはずです。

粘り強く何度でもチャレンジしていきましょう!

さいごに

ここまで「火付け役」がなるべき姿だと紹介してきましたが、全ての人がそうなるべきだとは思ってはいません。

移住後において一番大事なことは自分自身の「目的」を達成することだからです。

カフェを経営したい、起業したいが目的だったのなら、まずはそれを叶えるために動いてください。

それでも全然いいんです。

ただ、住んでいて「この地域の為に何かをしたい」と思った時にこの考え方を思い出して頂けたら幸いです。


田舎で目指すべきライフスタイル。現代版「百姓」を目指せ!!

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こんにちは!カンタ〈@inabigi〉です。

みなさんは、田舎でどういうライフスタイルで過ごしたいと考えていますか?

1つの会社に勤めて、給料をもらって生活していくことだけが全てだと思っていませんか?

それだけでは、せっかくの田舎暮らしがもったいないです!

田舎暮らしをするなら「複業」をする現代版 ”百姓” になるべきなんです。

これだけ言われてもあまりよくわからないですよね(笑)

では、実際にどういうことなのか、みていきましょう!



百姓の意味

まずごく一般的な「百姓」の意味はこれです。

【百姓(ひゃくしょう)の意味】
1 農業に従事する人。農民。
2 農業をすること。農作業をすること。「代々百姓をする家」
3 あかぬけない人や情趣を解さない人をののしっていう語。
4 江戸時代、特に本百姓 (ほんびゃくしょう) のこと。.
5 「ひゃくせい(百姓)」に同じ。
出典:百姓(ひゃくしょう)の意味 - goo国語辞書

今でこそ農業をしている人っていうのが一番一般的な意味だと思うが、昔は意味が違いました。

百姓とは、現代においては農業を営む人々のことである。
元は百姓とは農民に限られず、いろいろな職業の人をさし、庶民、民衆くらいの意味であった。漢文では様々な職業の庶民の意味で使われ、農民に限られない。現代中国語でも「老百姓」は役人ではない一般人の意味。
日本でも最初は同じだったが、近世頃から農民の意味で使われるようになった。この為現在でも農業に従事する人を百姓という。
出典:百姓とは (ヒャクショウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

あくまで一般市民のこと、色々な職業のことを指しているんですね。

また諸説によると、百姓の「百」は文字通り数字の100を指しており、100種類の姓を名乗っていた人、つまり100種類の仕事ができる人ということなんです。

少し前までは、1つの会社にずっと勤務することが良いことのように言われていた時もありましたが、ここ最近は「複業」をされている方も増えています。

むしろ「複業」を推進している会社さえ出てきました。

一見「複業」というと都市部で行われているライフスタイルのイメージもありますが、田舎でもこの「百姓(複業)」を目指すべきなのです!

百種類の仕事とまではいいませんが、複数の仕事をしていきましょう!

なぜ百姓を目指すべきなのか


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現代版 ”百姓” を目指すべきだということはわかって頂いたと思いますが、「1つの会社に勤めた方が安定していていいんじゃないの?」などいくつか疑問が浮かびますよね。

なぜ目指すべきとこが、そこなのか説明していきます。

田舎の会社は賃金が低い


田舎暮らしの情報収集をしたことがある人ならご存知だとは思いますが、田舎ってやっぱり都会よりも賃金が低いんです。

でもやることってそんなに都会と変わらないんです。

確かに通勤時間が短かったり、田舎特有の仕事スピードもあります。

時にはいまだに「こんなアナログなことやってるの?」って驚くこともあります。

やることが変わらないのに賃金が低いって、辛くないですか?

田舎だからしょうがないと思う反面、田舎に住みながら都市部に働きに出た方がいいのかなと迷いも生まれます。

フリーランスで都会から仕事をもらっているような職業なら、田舎とか関係ないのでいいんですけどね。

一般的な人は、賃金が低いからこそ「複業」をするべきなんです。

もし嫌になったらやめられる


1つの職業にこだわった場合、その仕事が嫌になっても生活があるので簡単にはやめられないですよね。

でも「複業」がうまくいっていれば、他の収入があるのでやめられるんです。

嫌だったら続けなくていいんです。

「辞める」という選択肢が選べるって最高じゃないですか?

誰しもがやってて楽しいことを仕事にしたいはずです。

楽しいことが見つかるまでチャレンジし続ければいいんです!

でも辞め癖がつかないように注意は必要かもしれませんね(笑) 

競合が少ない


これは仕事をする上でのメリットなんですが、何をやるにしたってライバルが少ないのが田舎です。

ライバルがいないということは、市場を独占できる可能性だってあるのです。

都会だと市場規模は大きいかもしれませんが、その分ライバルが多く入り込んでいくのは大変です。

でも田舎ならば、ライバルがほとんどいない市場でやりたい放題できるのです。

規模は大きくならないけど、新しいチャレンジが成功しやすいのが田舎です。

田舎は短期的に人手がいる仕事がたくさんあって複業しやすい


「複業」だからと言ってビジネスを生み出して仕事というだけでなく、単純にバイトや肉体労働も立派な仕事です。

後程、紹介しますが雑草が多い時期の「草刈り」や収穫時期の「農作業」など、時期もしくは数日間だけ人手が欲しいってことが
あります。

田舎にはこういった単発的な仕事も結構あるんです。

単発的な仕事も数をこなせば、結構いい収入になります。

そして、こういった仕事は基本的には誰でもできるので「複業」にしやすいのです。

田舎での複業・副業の最適な割合


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では、どれぐらいのバランスで「複業」をするのがいいのかというと、


メイン:サブ①:サブ②:サブ③
4 : 2 : 2 : 2 


の割合がベストです。

この割合が仕事を楽しみつつ、仕事を変えやすく、プライベートも楽しめる割合です。

あまりたくさん複業しすぎても、それこそ自分のプライベートの時間がなくなって本末転倒になったりします。

メインとサブの仕事に分けて、もう少し詳しく説明していきます。

メインの仕事


メインの仕事はあくまで安定した収入を手に入れるためです。

理想としては、会社に勤めて社会保険に入っておくことです。

もちろんフリーの仕事でもいいのですが、保険料を半分負担してくれるならば利用するに越したことはないでしょう。

正社員ではなく、契約社員や派遣社員が良いと思います。

年齢によるところもありますが職も比較的見つかりやすいですし、残業がほとんどなかったり週4日勤務でOKなところもあったりするでしょう。

これまで残業や通勤時間に使っていた時間をサブの仕事に使っていきます。

とりあえずここさえあれば、最低限生きていける程度の収入があることがベストです。

サブの仕事


サブの仕事はできれば自分がやってて楽しい仕事をしましょう。

趣味を仕事にするのでもいいですし、「文章書くの好きだからライターやってみようかな」とか、「やってみたかったけどできなかったことしてみよう」でも何でもいいんです。

ここで大事なのはとにかく楽しみながら仕事をすること

また初期投資があまりかからず、サクッと始められるものがベストです。

儲からなかったり、思ったより大変だったり、単純におもしろくなかったらやめてしまえばいいんです。

いくつかやれば稼ぐためのポイントも徐々にわかってくるはずです。

色々試行錯誤しながら、とにかく楽しくて稼げる仕事だけをチョイスしましょう。

サブの仕事はそれくらいでちょうどいいんです。

そうはいっても何をやったらいいかわからない人は「月3万円ビジネス 100の実例」という本を一度読んでみてください。

「グリーンカーテンをつくる」、「買い物代行」、「ツリーハウスの週末カフェ」など多種多様な月3万円ビジネスの実例100個が紹介されています。

読んでいると自分もこんなことがしてみたい、これなら稼げるかもと新しいアイデアのヒントになります。

田舎でもできる複業・副業


さて、じゃあ実際に田舎で「複業」って何ができるかを紹介していきます。

パート・バイトに限るといくらでもあるので、ここでは除外しておきます。

在宅系


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- クラウドソーシング

ランサーズ」、「クラウディア」、「クラウドワークス」などがあります。
 
体験談・口コミ投稿・イラスト・翻訳、ブログ記事代筆、web制作など、継続的に仕事ができるものからコンペ方式・単発仕事まで様々な種類の仕事があります。

1件の仕事単価も10円~数十万円まで、幅広くあります。

人によってはクラウドソーシングだけで生活している人もいます。

最初は思うように仕事効率もあがりませんが、慣れてくれば月数万円程度の収入は見込めるでしょう。


- HP制作

田舎にはいまだにホームページを持っていない会社とか商店があります。

でもそんな人たちも、実はホームページがあったらいいなと思っていたりします!

会話をしていく中で、ふとしたそのニーズを掴めるかがポイント。

特にワードプレスをやってる人ならオススメです。

ブログをやられている人ならワードプレス使っている人も多いのではないでしょうか。

仕事の相手はパソコンを少しいじるだけでも苦労する年齢層高めの人たち。

無料のテーマで作ってあげるだけでも喜んでもらえますよ。

1サイトいくらで作るかの自分のさじ加減なところはありますが、これもある程度収入が見込める仕事です。


- 写真

これは外にもでるので、半在宅という感じですが一度販売に出してしまえば半永久的に売れ続ける良い仕事です。

ピクスタ」や「写真AC」などが代表的なところです。

写真が趣味って人も多いでしょうし、それが収入になるなんて激アツじゃないですか?

しかも良い風景の写真じゃなくてもいいんです、落ち込んでいる様子や喜びを表した写真など記事のアイキャッチに使えそうな写真のニーズも最近高まっています。

写真撮るのが好きならビジネスチャンス!


- 転売

何を扱うか、在庫管理、発送手配など多少手間もあるが、とにかく売れるかどうかの見極めが大事な仕事。

パソコンとインターネットさえあればできるので、取り掛かりやすいです。

在庫管理や発送手配などは代行サービスがあるそうなので、気になる方は調べてみてください。

見極めが肝心なだけあって、極めていくには分析が必要不可欠です。

分析をするのが好きな人なら向いている仕事。


- イラスト

イラストAC」やここ最近では「ココナラ」などと、素人が販売できるサイトが多数あります。

一定のスキルは必要だとは思いますが、イラストは差別化がしやすいスキルです。

TwitterなどSNSが活発に利用されているいま、イラストの需要はまだまだ増えていくはずです。

最近では書いた絵をそのままイラストにできるアプリもあるので、以前よりはだいぶ気軽に始めやすくはなりましたね。

手書きイラストをデジタル化!アプリ「CamScanner」が便利すぎる | アオイロノヲト


- ブログ

無料で始められて、しかも自分が書いたことが収益になるなんて最高すぎます。

もちろん収益を得るまでが大変なのですが、早い人は数ヶ月で生活できるレベルまで持っていきます。

例えば田舎暮らしブロガーや地域ブロガーも「個性あふれる田舎暮らし&地域ブロガー大集合! - いなビギ!」や「[オススメの田舎暮らしブログまとめ【長野県・山梨県・静岡県】 - いなビギ!」の記事でも紹介しているようにたくさんいます。

とりあえずサクッと始めるなら一番手っ取り早いです。


- ライター

ブログからライターの仕事を受ける人がいたりとこちらもサクッとなりやすい仕事。

最初はら「ブログ」や「クラウドソーシング」などで

意外にも世の中はライター不足らしく、ある程度実績さえたまれば一定の収入は見込める仕事です。


- 株・FX・仮装通貨

わざわざ紹介するまでもないですよね。

元手がある程度必要ですし、不安定すぎる収入なので、あまりオススメしません

でも複業としてやっている人も大勢います。

肉体労働系


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- 草刈り

文字通り地域の草刈りです。

田舎の高齢化が進む中で草刈りをやってほしい人、集落で管理しているとこだったり意外に要望があります。
 
時給1,000円程度と田舎では考えられない高時給で働けたりします

スキルも手伝いにいけば教えてくれるので問題なし。

また自前の草刈り機があれば派遣要請がくることもあります。

基本的に夏の時期だけですが、今後もニーズが増えそうな仕事です。


- 農作業の手伝い

常に雇える余裕はないけど、収穫だけ手伝ってほしいという農家さんはたくさんいます。

手伝いに行ける時期は作物によりますが、自分の地域に絞らなければ年中農業の手伝いをすることも不可能ではありません

1度行けば継続的に呼んでもらえることも多いので、農家さんと仲良くなっておくと良いでしょう。

デメリットがあるとすれば、肉体労働なので本当に疲れます(笑)

でも体を動かした後の外で食べる昼飯って最高に美味しいですよ!


- 屋根雪降ろし、 除雪

これは雪が降る地域に限ったことですが、高齢者が増える中でニーズはどんどん増えています

強者は屋根雪卸ろしだけで、1週間で30万稼ぐ人もいます。

そこまでとはいいませんが、高時給で働ける案件なので「複業」としてはありです。


カンタが住む福井県南越前町ならどうか

今でこそやってはいませんが僕自身もいつかは「複業」をしていきたいと考えています。

そこで、実際に僕が住む福井県南越前町ではどうか考えてみました。

基本的に在宅系はやろうと思えばできるでしょう。

肉体労働系では下記のようなことができます。

つるし柿


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干し柿はみなさんご存知だとは思いますが、「つるし柿」は渋柿を収穫し芝草で編んだ柿縄で吊るし乾燥し薪を焚きながら乾燥・燻製させたものです。

これが意外にも高級品で高い時は1粒500円程度する時もあります。

柿の収穫時期である11月中旬から12月初旬頃までが手伝える時期です。

酒蔵・杜


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南越前町には4つの酒蔵があり、11月と1月から2月にかけて酒造りが行われます。

その時期には杜氏がする仕事を手伝うことができます。

農作業


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米・梅・トマト・きゅうりなど色々な作物が南越前町でも作られているので、収穫だけでなく全般的な手伝いはできます。

むしろ、やろうと思えば本業にすることもできるはずです(笑)

さいごに


田舎は賃金が低く、1つの会社に勤めるだけでは収入の限界があります。

ただ競合が少ないので、小さなビジネスならいくらでもチャンスがあります。

しかも…

複業できる仕事もたくさんあるんです!

楽しい仕事を選ぶことができるんです!

嫌ならすぐに辞めることもできるんです!

それなのにまだ1つの仕事にこだわった方がいいと思いますか?

今からでも遅くありません。

田舎暮らしをするならば現代版”百姓”(複業)を目指していきましょう!



個性あふれる田舎暮らし&地域ブロガー大集合!

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こんにちは!カンタ〈@inabigi〉です。

みなさん、田舎暮らしブログってどうやって見つけてますか?

僕は田舎暮らし関連ワードで検索してみたり、はてなブログやTwitter等でひたすら探したりしています。

そうするとたくさんいらっしゃるんですよ、田舎暮らしブロガーさん。

検索ページの10ページ目ぐらいに表示される記事とかを見てると、結構深層でも田舎暮らしに役立つ情報が結構あるなと感じていました。

そこで、田舎暮らしに役立つ情報を発信しているブロガーさんたちがまだまだいるのではないかと、こんな企画をしてみました。

最初は集まるか不安でしたが、個性溢れる方々が応募してくださいました!

思わず「へぇー」となるような情報もあって僕自身も勉強になったので、ぜひこれから田舎暮らしする方も、現在進行中の方も読んでみて下さい!


山形県ブログ やまがたぐらし / ホシママさん


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旦那さんのご実家がある山形県にご家族で移住したホシママさん(@inaka_ijuuzok)。

福岡→東京→山形と地方都市、都会、田舎を経験しており、その経験を活かした目線から書かれる記事はとても参考になります。

田舎暮らしブログでもありながら地域ブログでもあり、山形県内の飲食店や公園などの施設も紹介されています。

ご家族で移住されたこともあり子育て目線のポイントも多く、山形県で子育てをしたい方にとっては必見のブログです


やまがたぐらし

山形県ブログ YAMAGATAあるある / おざっきーさん


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大好きな山形の良さをどうにか伝えたいとブログなどで情報発信を始めたおざっきーさん(@zakkii_no1)。

どの記事からも山形愛が伝わってくる記事ばかり

またオンラインサロンや東北ブロガー会、プロ無職のるってぃさん主催の「ヤるぞ!発信力向上合宿 in 仙台」に参加するなど、更なる山形情報発信のための向上心が抜群。

いつかおもしろいことをやってくれそうと勝手に期待しているブロガーさんです。


yamagata-arusa.com

農業系ブログ 新規就農者イッチーの地域活性計画 / イッチーさん


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3年前(2018年6月現在)に長崎県佐々町に移住して、未経験にもかかわらず新規農家としてイチゴ農家になったイッチーさん(@itchy_130)。

バンドマン、古着屋、飲食店などを経て、農業を始められたすごい経歴の持ち主です。

商品の種をまき、育てるということ - 新規就農者イッチーの地域活性計画」の記事でも紹介されているように農業を始めたキッカケは「彼女が育てていたハーブ」。

そこで「種をまき、育てたものが商品になる」ということに気づいたそう。

農家に駆け上がるまでの行動力は、本当にすごいと思いました。

そんなイッチーさんは農業のことに加え、田舎暮らしでのコミュニティーの大切さについても紹介されています。

農業を始めたい方、特にイチゴ農家になりたい方はぜひ読んでみてください!

itchy130.hatenablog.com

農業系ブログ 農LIFE研究所 / ユカタンさん


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農業を愛し、農業に愛された女、ユカタンさん(@AgriBloger)。

ユカタンさんほど、農業LOVEを表現している人は他に見たことがない。

個人的に色合いというかデザインが好きで、とても見やすいブログだと感じています。

農家になるための方法や農家の嫁の実態、そして農家女子のオシャレファッションなどを紹介されており、農業やりたい女子は必ず見るべきブログです。

www.yucataan.com

地域おこし協力隊ブログ 新卒移住アバンチュール / しまでんさん


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大学卒業後の進路として新潟県魚沼市地域おこし協力隊を選んだしまでんさん(@u4mada)。

初めて過ごす田舎で苦労しながらも、奮闘する日々がかかれています。

地域おこし協力隊って4000人以上いる割にブログやってる人って少ないんですよね。

地域によってまちまちではありますが、地域おこし協力隊ってどんな活動しているんだろうと気になる方は、ぜひ読んでみてください!

これからどんな活動をしていくのか、とても楽しみなブログです。

cestmoi.hatenablog.com

日々の田舎暮らし系ブログ けいたろうの田舎暮らし / けいたろうさん


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田舎で会社役員、株式投資、FX、仮想通貨、アフィリエイト、フリマ、農業など複業で生計立てている、けいたろうさん(@keitalog1)。

田舎暮らしにおける防犯上の盲点と対策。プロの空き巣被害経験から学ぶ。 - けいたろうの田舎暮らし」で田舎暮らしならでは防犯上の注意点を紹介していたり、「クラウドソーシングのランサーズは評判悪いのか?いまいちだった体験談を話します。 - けいたろうの田舎暮らし」で田舎暮らしで稼ごうと思ったら誰しも一度は通るクラウドソーシングの実体験を紹介されていたりしています。

時事問題にも触れていて、単純に「ふむふむ」と勉強にもなるブログです。


keitalog.hatenablog.com

日々の田舎暮らし系ブログ SATORIS「お坊さん2.0ブログ」 / KEN SHOさん


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お坊さん×ダンサー×米屋×八百屋×フォトグラファー×Tシャツ屋をやっているKEN SHOさん(@Satoris2015)。

こんなに違う方向性の職業を兼業してるなんて、それだけでおもしろくないですか?

単純に読みたくなりませんか?

ブログは、ほのぼのとした田舎暮らしの日々が紹介されており、心が和むブログです。

都会に疲れて癒さたい方はぜひ見てみて下さい!


www.satoris.link

日々の田舎暮らし系ブログ シェアハウスでのんびり田舎暮らし / 羽広ナオミさん


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長野県のシェアハウスで暮らす「野菜送り人」の羽広ナオミさん(@kurou_77)。

採れたて野菜を人に送ったり
レザークラフトをしたり
農業をしたり
自分の部屋にさらに小部屋を作ってみたり
外でダッチオーブンを使ってチキン焼いたり

といわゆる「ザ・田舎暮らし」を満喫している方です。

ブログでも日々の生活を紹介しており、田舎暮らしってこんなことできるんだーと暮らしのイメージが沸きます

個人的に気になるのがレザークラフトの紹介記事。

工程まで詳しく書いてあって、やってみたくなります。

とりあえず田舎暮らしってどんなんなんだろうと気になる方は、ぜひ読んでみてください!

sharespacesola.blogspot.com


さいごに

「田舎暮らし」というテーマを絞っても、これだけ個性あふれる人達が集まりました!

今回は8名を紹介しましたが、田舎暮らし・地域ブロガーたちはまだまだたくさんいます!

田舎暮らしブログを探す上で、大事なのは自分の目指すべきライフスタイルに役立つかどうかです。

ぜひたくさん見て、たくさん知って、良い田舎暮らしライフを送れるように準備してください!


実際どうなの?二地域居住。リアルを知れる実践者のブログまとめ

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こんにちは!カンタ〈@inabigi〉です。

最近よく耳にするようになった「二地域居住」。

実際、二地域居住ってどんな生活をしているのか気になりませんか?。

そんなリアルな情報を仕入れたい時はやっぱり「ブログ」

どんな暮らしをしているのか
どんな環境で子育てができるのか
どんなことに苦労しているのか

など

何気ない日常と共に書かれているので、自分がしたらどんな暮らしができるのか想像がしやすいです。


ブログを読んで、二地域居住する為に何をしたらいいのか考えをまとめていきましょう。


二地域居住ブログ① 南房総リパブリック! / 馬場未織さん


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やっぱり二地域居住を語るなら馬場さんは外せません。

まだ世間に認知されていない時から二地域居住がを実践していたご家族。

今現在でも東京(平日)と千葉県南房総市(週末)を行き来しています。

NPO法人南房総リパブリック」の代表理事でもあり、自然豊かな場所で子どもたちを育てる環境を作るための活動をしています。

そのNPOでは二地域居住トライアルシェアハウス事業も行っており、これから始める人にとってはやりやすい環境を提供しているので、まずは相談してみるのもいいかもしれません。

肝心のブログですが、現在は更新が止まっています。

しかし、9年に及ぶ二地域居住実践の軌跡は他の人にはない情報量です。

子育てのエピソードが多く、ご家族でチャレンジしてみたい方は必見のブログです。
 
babamiori.exblog.jp

また馬場さんは著書も出しており、二地域居住を始めたい人は一度読んでおくことをオススメします。

二地域居住ブログ② 文京子育てお父さん / 高浜直樹さん


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東京都文京区と神奈川県の相模湖の二拠点で生活している高浜さんご家族のブログ。

相模湖の家は田舎っていうほど田舎でもなく、田舎っぽいことも楽しめるといった程度の場所だそうです。

都会と田舎の子育て両方を楽しんでいる様子がわかる内容となっています。

また二地域居住のメリット・デメリットについても紹介されています


takahamanaoki.com

二地域居住ブログ③ 都会と田舎の二地域暮らしのバランス / 成瀬 訓久さん


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東京と千葉県鋸南町の二地域居住をしている成瀬さん。

ここ最近は都会での本業がが忙しくなり更新が止まっているが、15年以上実践している大ベテラン。

日々の暮らしだけでなく、近年の働き方や二地域居住についての記事紹介や自分の考えの紹介もしています。

また二地域居住を始めたことによる体調の変化も綴っており、田舎に行くことがいかに精神的にもよいかを伝えようとしています。

結果的に移動時間ががかかる分時間の確保も難しく、最初は毎週末のように通っていましたが段々と月末だけ通うことになってしまったそうです。

二地域居住の継続の難しさも綴られています。


narise.hatenablog.com

二地域居住ブログ④ チワワワークスプロジェクト / jakotenさん


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平日は大阪、週末は岡山県倉敷市という生活を5年以上送っているjakotenさん。

これまで紹介してきた人と違うのは、奥さんは倉敷市に住んだまま単身赴任のような生活を送っているのである。

二地域居住だけがが紹介されているブログではないが、実践するうえでの障壁や、夫婦別で暮らすことの苦悩などリアルな情報を細かく説明してくれています


www.chihuahua-works.com

二地域居住ブログ⑤ ここのつブログ / ここのつさん


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東京と東逗子で二地域居住をしている、ここのつささん

東逗子で建てた家はシェアハウスとしても活用しており、人とはまた違った二地域居住を実践されています。

家の管理がなくなるだけでも、二地域居住のデメリットが軽減されますよね。

湘南周辺の紹介のブログが多いが、東京に住みながらもこんなに楽しめるんだぞと教えてくれます。

また「二拠点生活がもたらす価値と意味(#910(ここのつとお)の場合) - ここのつブログ(湘南〜東京デュアルライフ@逗子&江ノ島〜鎌倉腰越シェアハウス)」の記事では、二地域居住への背中を押してくれます


coconots9.hateblo.jp

さいごに


二地域居住のリアルな暮らしのイメージはわきましたか?

ご家族であれば子育て、1人であれば精神的な癒しなど二地域居住にはたくさんのメリットがあると感じてもらえたと思います。

しかし個人的には「移住してみて思う「二地域居住」をやめた方がいい理由 - いなビギ!」でも書いたとおり、二地域居住は地元の理解が得られにくく、やめた方がいいと思っています

どうしても実現するにはハードルが高く、むしろ移住してしまった方が楽だとも考えているからです。

でもそれ以上に得られるメリットが多いのも事実ですので、今回ご紹介したたブログを読んで頂いたた上で、今一度それでも二地域居住がしたいかをご検討頂けれたら幸いです。


都会育ちの僕が田舎暮らしを福井県南越前町で始めた理由

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こんにちは!カンタ〈@inabigi〉です。

都会の忙しい、ストレスあふれる生活に疲れていませんか?

僕はそんな生活に嫌気がさし、田舎暮らしを始めました。

現在は福井県南越前町で地域おこし協力隊として暮らしています。

生まれも育ちも埼玉県さいたま市で都会が日常にある生活を送っていましたが、割と急に移住しました。

(詳細ばプロフィール・経歴については こちら を見てください)

移住当初は色々苦労もありましたが、今はほぼノンストレスで楽しく過ごしています。

だからこそ、都会で悩んでいる人に「田舎暮らし」というライフスタイルを選択肢の1つに入れてほしいと思っています。

今回は僕の田舎暮らしを始めた理由(考え方)と地域おこし協力隊を選んだ理由を紹介します。

この記事を読んで、「田舎暮らし」について一度考えてみてもらえたら嬉しいです。


田舎暮らしを始めた理由 ~「なりたくない自分」を想像~


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田舎暮らしをしたいと思い立ってから、3か月後には移住をした僕ですが、もちろん理由がなかったわけではありません。

よく移住前のステップとして「移住後の目的を明確にすべき」と紹介されていますよね。

僕は田舎暮らしを考え始めた当時、移住後に明確にやりたいことなんてありませんでした。

では、なぜ田舎暮らしを始めたのか。

それは「なりたくない自分」を考えたからです。

確かに移住の王道パターンとしては「移住後の目的を明確にするべき」だと思っています。

しかし、僕はそれよりも「なりたくない自分」を想像したことが、田舎暮らしを始めようと思ったキッカケ(理由)になりました。

当時僕が「なりたくない自分」というのは、そんな特別なことではないと思っています。

みなさんにも共感してもらえるはずです!

忙しく生きたくない


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僕の性格がマイペース・のんびり屋ということもあるのですが、昔から漠然とのんびり暮らしたいと考えていました。

そう思ってていたものの、ごく普通に大学を卒業し会社に就職をしました。

そして、ごく当たり前のように仕事に追われ、電車の1本でも乗り遅れたくないという「忙しく過ごす人」になっていました。

夜遅くに疲れて帰った時に「もうこんな忙しい生き方は嫌だ、元々のんびり暮らしたい願望があったはずじゃなかったのか」と気づき、田舎暮らしへの興味が芽生えました。



後日談ではありますが、住んでみた結果を踏まえると、田舎暮らしだからといってのんびり過ごせるわけではなかったです。

ただ、日々過ごす中で時間の流れがゆったり進んでいる感じが自分のペースに合っていると思ったんです。

人付き合いが少ない生活をしたくない


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もちろん都会でも人付き合いがなかったわけではありません。

会社の人や友人など、人と関わりを持つことはありました。

ただ、住んでいる場所での人付き合いがなかったんです。

仮にあっても挨拶をする程度とそれだけでは少し寂しく感じていて、僕はもっと住む場所でも人付き合いのある生活がしたいと思ったんです。



今では近所の人が僕の帰宅する姿を見かけると「おかえりー。今日は暑かったですねー。」などと声をかけてくれるんです。

もちろんそれだけじゃなく、どこの場所でも見かければ声をかけてくれますし、時には野菜とかももらえます。

こちらも何かをあげられるものが、あったら自然に人にあげる

そんな「人付き合い」ってよくないですか?

お金だけではない、その日々のやりとりこそが日々の心の豊かさを生んでいると僕は思っています。

建物に囲まれた生活をしたくない


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ビルに囲まれているとなんか圧迫感がありませんか?

建物に囲まれると空も見えにくいですし、見通しも悪いですし、なんかどこか冷たく感じます。

慣れてしまえばどこも同じなのかもしれませんが、どうせ景色を見るなら自然が多いところがいいなと思ったんです。

あと僕は温泉が好きでよく色々な場所を巡っています。

温泉に入ってて思ったのが、自然を見て癒されることはあっても建物を見て癒されるってことはないと。

つまり、自然が多い方が日々癒されるし、精神的にもいいはずだと考えたのです。

会社のために働くのが嫌だ


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正直以前勤めていたスーパー銭湯の会社の人たちはいい人ばっかりだったと思います。

面倒見もよかったですし、元気がなければいつも気にかけて声をかけてもらっていました。

大変でしたが本当にいい会社でしたし、今でも感謝の気持ちがいっぱいです。

そんないい環境だった会社を捨ててまで、田舎暮らしを選んだのは



会社のために働くのが嫌になった



からです。

そんなの考え方の問題だと言われてしまえばそれまでなのですが、自分のしていることが「人のため」とか「その業界のため」などになっているとは僕自身あまり感じられなかったのです。

店舗で働いていた時はまだお客様のためだし、その人の癒された顔をみれば働いている意味を感じました。

しかし、事務職にいってからはどこか会社のためには働いている感が強くなり自分のモチベーションを保つことができませんでした。

結果的に仕事でたくさんの迷惑をかけてしまったはずです。

だからこそ、今度は人のためになっていることをやりたいと考えました。

それが人の距離が近い田舎ならば、直結しやすいはずだと思ったのです。

なぜ地域おこし協力隊を選択したのか


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生活の基盤になる「仕事」。

なぜ会社員や農業・漁業などの一次産業などもある中で「地域おこし協力隊」を選んだのか。

それは僕の漠然とした願望を叶えてくれそうだったからです。

確かに僕が運よく受け入れ体制がよい自治体に当たっただけなのかもしれません。

でも田舎暮らしを始める選択肢の1つとして「地域おこし協力隊」はオススメしたいです。

そこについては「田舎暮らしを始めたい人に地域おこし協力隊をオススメする4つの理由 - いなビギ!」を見てもらえればと思います。

では、その漠然とした願望を紹介していきます。

新しいことにチャレンジをしてみたかった


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恥ずかしながら、ごくごく平凡な人生を送ってきたと思います。

普通に中高と部活中心の生活を送り、平凡な大学生活を送りそのまま就職。

あまり壁なくその生活を送れたことは親に感謝しています。

ただ、このままでいいのかと思ったのです。

ほとんど埼玉県も出たことがないまま、何も知らないまま動きづらい年になってしまうのではないかと。

もし動くのならば20代のうちにするべきなのだろうと。

まだ20代なら何か失敗しても取り返しがつくだろうと。

とにかく新しいことにチャレンジがしたいと考えた時に、様々な可能性を広げられそうな「地域おこし協力隊」が合っていると考えました。

新しいライフスタイルを見つけたかった


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上記でも述べたように、忙しく過ごす生き方や働き方に疑問を持っていました。

その中でニュースで特集されていた「地域おこし協力隊」のライフスタイルに興味を持ちました。

田舎暮らしをするとこんなにも都会にはない生活があるんだと。

そして都会から行った人でもそのライフスタイルができるのだと、驚愕でした。

当時は少なからず僕の周りに地方出身者はいても、都市部から田舎暮らしをしている人はいませんでした。

だからこそ、自分が知らない新しいライフスタイルがそこにはあるんではないかと。

ライフスタイルを探るには向いている職業だと思っています。

生活の基盤を作りたかった


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田舎暮らししたいと言っても、いきなり一人で飛び込むのはさすがに不安でした。

その面「地域おこし協力隊」は自然に地域の人と知り合うことができるので、これは好都合だと思いました。

知り合いがいるかいないかで、その場所でやれることが大きく変わってくるはずです。

実際に生活するだけでは会うことがないような町民とたくさん知り合うことができました。

そして、「地域おこし協力隊」は最長でも3年の制度なので、その時に向けて生活するための準備期間としてもってこいな仕事だと思っています。

なぜ福井県南越前町だったのか


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僕自身は田舎暮らしができて「なりたくない自分」にさえならなければ、本当に全国どこでもよかったんです。

情報収集をするべく、毎年東京で開催されている「JOIN移住&地域おこし協力隊フェア」に参加しました。

その中での南越前町への応募の決め手は、以下の3つでした。

先輩協力隊がいる&現役協力隊の話を聞けた


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先輩の地域おこし協力隊がいない場合にはまず地域に制度を知ってもらうところから始まりますし、人を紹介してもらえる機会も減るだろうと考えました。

なので、ブースに地域おこし協力隊がいる自治体で、実際に話を聞くことができるかどうかが僕の最低条件でした。

その中で南越前町では偶然にも地域おこし協力隊しか座っていなく、赤裸々な話を聞くことができました。

他のブースではどうしても自治体職員がいて、正直な感想を教えてもらっている気がしなかったのです。

やりたいことを自由にできそうな環境があった


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南越前町の地域おこし協力隊は、既に地域おこし協力隊が提案してやっている事業がありました。

自由にできそうな匂いがぷんぷんする事業でした。

こんなに面白そうなところなら行きたいと正直思いました。

多拠点居住という新しい流動的なライフスタイルを提案している「流動創生」

地域おこし協力隊OGが町に提案して始まった事業。

多拠点居住という南越前町に定住を目的としていない事業でした。

過疎化が進む中で、その取り組みを許可してくれる自治体はよほど自由にやらせてくれるのだろうと思いました。

今で言うならば「関係人口」の増加が町としては目的だと思っているが、当時はそんな言葉は広まっていなく最先端をいっていると感じました。


ryudou-sousei.jp


空き家を活用しゲストハウス開業に向け動く「今庄・旧玉村邸活用プロジェクト」

こちらも先輩の地域おこし協力隊が始めた事業。

着任当初からゲストハウスがやりたいと言い続けていたところ、たまたま町で空き家が見つかりやることになったそうです。

むしろ町側からやらないかと提案をしてきてくれたそうで、自治体もしっかり地域おこし協力隊のことを考えてくれていると感じました。


www.facebook.com

生活用品が購入できる環境がすぐ近くにあった(ド田舎ではなかった)


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あと強いて条件をあげるのならば、生活用品がある程度買いやすいかどうかでした。

さすがに最寄りのスーパーまで1時間もかかるような場所は厳しいと考えていました。

しかし、南越前町では町内にスーパーもコンビニもドラッグストアもあり、隣の市まで行けば大手チェーンも大概あります。

後々考えてみると、この部分は妥協しなくてよかったなと心から思っています。

田舎暮らしでどんなことをしているのか

仕事:移住促進・支援


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「田舎暮らし初心者向けのまち」をコンセプトに移住促進の業務をしています。

いわゆるどこの自治体でもやっているような仕事です。


しかし先輩協力隊から話を聞いていたように、本当にその中では自由にやらせてもらえています

上記でも書いた町のコンセプトしかり、出張相談ブースで足湯をやりたいといった提案でも「いいね!」と前向きに検討してくれます。

仕事:温浴施設連携企画


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僕がお風呂に関わる仕事がしたいからと町に提案したものです。

まだこれからなので大雑把な内容しか決まっていませんが、やることは決まっています。

提案してもやらせてもらえない、むしろ提案さえさせてもらえない自治体がある中で企画提案して実現までさせてもらえるのは、本当にありがたいですね。

プライベート:畑


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田舎暮らしの醍醐味である「畑」を始めました。

やはり、自分で育てて食べる野菜は格別!

現在は引越しに伴い写真の畑は終息に向けて動いていますが、また別の場所でやる予定です。

畑も所有者さんの良心で無償で借りることができました。

使わなくなった田畑がたくさんあるので、農業をやるのに向いています。

プライベート:温泉巡り


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せっかく福井県に来たので、あちこち巡っています。

埼玉にいた時とは違い、自然あふれるお風呂屋さんが多いです。

プライベート:その他の田舎暮らしっぽいこと

あとは田舎暮らしをしていなければ、できないであろうことを箇条書きでザっと紹介します。

  • お神輿担ぎ
  • そば打ち
  • 地区の盆踊り
  • 梅収穫
  • 花はす収穫
  • つるし柿作り
  • 雪かき
  • 田植え
  • 漁業体験
  • 山菜採り
  • 車で15分でスキー
  • 車で30分でダイビング

どれも楽しそうじゃないですか?

都会でしか楽しめないこともありますが、田舎でしか楽しむことができないこともたくさんあるんです!

さいごに


僕は今では田舎暮らしを楽しんでいますが、実際は急いで移住したせいで苦労もたくさんありました。

それらの体験については以下の記事にまとめているので、よかったら見て下さい。

田舎暮らしにあこがれて移住。そんな私が思う田舎と都会の感覚の違い - いなビギ!
田舎暮らしにあこがれて移住。そんな私が地味に残念だったこと - いなビギ!
田舎暮らしにあこがれて移住。そんな私が後悔した3つのこと - いなビギ!
田舎暮らしにあこがれて移住、そんな私が驚いた体験談 - いなビギ!

でも、とにかく僕は田舎暮らしを始めてよかったと思っています。

「なりたくない自分」にもなれているし、やりたいことも見つかったからです。

そのまま都会で働いていたら、こんな風にはならなかったでしょう。

今でもあまりおもしろく感じない日々を過ごしていたことだと思います。

きっと都会で同じような考えを持ちながら、辛い時を日々過ごしている人がいるはずです。

そんな人たちに一言。

まずは「なりたくない自分」を考えることから始めませんか?

田舎の景色でよく見る色はなに?色から考える田舎の心理的イメージ

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あなたの田舎のイメージってなに?

なんか落ち着くとか癒されるとか温かいとか、そんなイメージが多いと思う。

今回の記事で取り上げたテーマは「色」。

そのキッカケとなったのが先日、Twitterでのこんなツイート。



それぞれの色が与える心理的イメージについてである。

色によってこんなにイメージの違いがあるんだなと感心した。

いいね!をした後に、ふと思った。

田舎で見る景色はどうなのだろうと。

そこに自分では気づいていない心理的な印象を勝手に感じているのではないかと。


そこで、本記事では田舎の景色でよく見る色が与えるイメージから、人が感じる田舎のイメージを考えてみた。


色のイメージ


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今回は「代表的な色のイメージと性質・心理効果」のサイトを参考に紹介していく。

まず、田舎の景色にある色がなにか。

私は「青・緑・白・茶」が大半に占めていると思う。

これはだいたいの人に共感してもらえるはず。

今回はその4色に絞り、どの田舎の景色がその色なのか。
そして色が与えるイメージについて説明していこう。

青色 が与えるイメージ

【青色から連想する抽象的イメージ】

デリケート 安息 栄光 夏 開放感 気持ちよい 公平 広大 失望 寂しさ 信頼 清潔 精神 誠実 男性的 知性 忠実 悲しみ 不安 平和 眠り 夢 憂鬱 落ち着き 涼しさ 冷たい 冷酷

出典元:青色のイメージ | 色の性格・心理効果・色彩連想


【田舎の景色で該当するもの】

 海、空、川

【田舎に関連するワード】

 開放感 気持ちよい 信頼 清潔 誠実 平和 涼しさ 落ち着き

【人物に関連するワード】

 信頼 誠実 知性 男性的 冷たい 冷酷

緑色 が与えるイメージ

【緑色から連想する抽象的イメージ】

エコロジー おだやか くつろぎ さわやか やすらぎ 安全 安息 安定 回復 環境 希望 苦み 健康 幸福 再生 自然 若さ 受動的 新鮮 生命力 平穏 平和 未熟 癒し 保守的 バランス

出典元:緑色のイメージ | 色の性格・心理効果・色彩連想


【田舎の景色で該当するもの】

 山、田んぼ、草原

【田舎に関連するワード】

 やすらぎ 安息 環境 幸福 自然 平和 癒し 生命力 平穏

【人物に関連するワード】

 おだやか さわやか 健康 若さ 未熟 保守的 バランス 

白色 が与えるイメージ

【白色から連想する抽象的イメージ】

頼りない 威厳 可能性 虚脱感 空虚 軽い 潔癖 健康 刷新 祝福 純粋 心理 新しい 神聖 正義 清潔 清純 天国 冬 薄情 降参 平和 放心 味気ない 夢 無 無意味 無限 善 明るい 冷たい 冷淡 無垢 透明感

出典元:白色のイメージ | 色の性格・心理効果・色彩連想


【田舎の景色で該当するもの】

 

【田舎に関連するワード】

 神聖 清潔 天国 冬 平和 冷たい 

【人物に関連するワード】

 頼りない 威厳 純粋 正義 清純 薄情 善 明るい 冷淡 無垢 透明感

茶色 が与えるイメージ

【茶色から連想する抽象的イメージ】

温もり 安らぎ 安心感 安定 温和 穏やか 頑固 堅実 自然 秋 渋い 重厚 生命 素朴 大地 地味 伝統 保守 力強さ 退屈 陰気 汚い

出典元:茶色のイメージ | 色の性格・心理効果・色彩連想


【田舎の景色で該当するもの】

 畑、土の道、木造の家

【田舎に関連するワード】

 温もり 安らぎ 安心感 穏やか 自然 生命 大地 汚い

【人物に関するイメージ】

 安らぎ 安心感 安定 穏やか 頑固 堅実 渋い 素朴 地味 保守 力強い 陰気

パターン別 地域の心理的イメージ


ここからは実際に地域の光景を思い浮かべながらイメージしていきたい。

またイメージにもポジティブな要素とネガティブな要素が両方あるが、今回はポジティブなイメージを考えてみた。

また田舎の風景については地域によって差はあると思うが、下記の5パターンに分けた。

無理に文章にしている部分もあるので、多少文としては変なのはご愛嬌で(笑)

山の中にある田舎 / 夏(緑・茶)


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イメージの要素

《緑》
 やすらぎ 安息 環境 幸福 自然 平和 癒し 生命力 平穏

《茶》
 温もり 安らぎ 安心感 穏やか 自然 生命 大地 汚い

心理的イメージ


自然・大地がたくさんあり、生命力や癒しを感じる。
そして、やすらぎを感じるほど平穏な環境で平和な場所。


うん、こんな風に感じていたなと思う。
とてもいい田舎そう。

山の中にある田舎 / 冬(白)


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イメージの要素


 神聖 清潔 天国 冬 平和 冷たい 

心理的イメージ


平和そうで清潔感のある天国のような神聖な場所(冬だと冷たい)


これは結構無茶があった(笑)
ここであまりポジティブに表現できないように、「雪」をポジティブに捉えるのがいかに大変なのかということも表しているのかもしれない。

海側の田舎 / 海の反対側が山(緑・青)


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イメージの要素

《緑》
 やすらぎ 安息 環境 幸福 自然 平和 癒し 生命力 平穏
《青》
 開放感 気持ちよい 信頼 清潔 誠実 平和 涼しさ 落ち着き

心理的イメージ


開放感があり生命力を感じるとともに、癒しも感じる気持ち良い場所


わかる、わかる!
なんとなーく海と山がありそうな場所そう。

これもいい田舎っぽい。

海側の田舎 / 海の反対側が平地(茶・青)


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イメージの要素

《茶》
 温もり 安らぎ 安心感 穏やか 自然 生命 大地 汚い

《青》
 開放感 気持ちよい 信頼 清潔 誠実 平和 涼しさ 落ち着き

心理的イメージ


自然に囲まれており、穏やかな気候で気持ちが良く過ごすことができ、安らぎな温もりを感じるような開放感がある場所。


この言葉だけでは、可も不可もない平凡な田舎をイメージしてしまう。
でも単純に田舎って言われるとこんなイメージそう。

平地がずっと続く田舎(青・茶・緑)


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イメージの要素

《青》
 開放感 気持ちよい 信頼 清潔 誠実 平和 涼しさ 落ち着き

《茶》
 温もり 安らぎ 安心感 穏やか 自然 生命 大地 汚い

《緑》
 やすらぎ 安息 環境 幸福 自然 平和 癒し 生命力 平穏

心理的イメージ


温もりや安らぎや癒しから安心感を覚え、自然・大地が生命力を感じさせる、平和で幸福な場所。


こんなとこあったら最高だ(笑)
でもやっぱり人ってビルや建物に囲まれてしまったらここまで感じることはできないと思う。


さいごに

どうだったろうか?
意外に自分が感じていた田舎の印象と一致している部分もあったのではないだろうか?

何気なく感じていた「この地域の雰囲気好きだなー」というイメージは色から感じる心理的印象も含まれているのかもしれない。

なんとなくこんなイメージの田舎に住んでみたいという人は、色から考えてみると思わぬ素敵な場所と出会えるかも!

おもしろ半分でもいいので、一度自分の田舎のイメージも考えてみては?


田舎で道行く人に挨拶してみた!そこから感じた「挨拶」のメリット

ご近所付き合いの基本といえば「挨拶」。
田舎で暮らしていくには「挨拶」はかかせない。

ただ、挨拶をすることに何のメリットがあるのか。
むしろ都市部の子供は知らない人には挨拶するなと教わるし、危険に晒される可能性だってある。

私も確かになんとなく挨拶した方がいいとは思っているが、明確な理由はない。

そこで、私は道行く人にとにかく挨拶をしてみて、「挨拶」のメリットを検証してみた。


概要と結果


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場所は地域の中心地で都市部ほどではないが、住宅街の中心を抜ける通り。

徒歩で住民とすれ違うことができる地域内唯一の通りだ(※そうはいっても数人すれ違えばいい方)。

検証は2日間にかけて行い、20名程度の住民と挨拶を交わすことができた。

中には挨拶だけしかしなかった人、どうでもいい雑談をした人もいるが、挨拶は全員が返してくれた。

都市部でやったら何人に怪しい人だと目線を送られることだろうか(笑)

今回はその中でも特徴があった4名の住民との挨拶シーンをご紹介していく。

挨拶① 道を歩いていたおばあちゃん

こんにちはー!

はい、こんにちは!見かけない顔だねー。どこの人?

最近埼玉県から引っ越してきて、〇〇地区に住んでます。

あらー、そんな遠いところからよく来たのー。〇〇地区のどこ?たぶん私の家の近くやね。結婚はしとるんか?

△◆集落センターの裏の元々●●さんだった家です。いや、結婚はまだですー。

あの家に住んでるんか!確かに最近電気ついとんなーと思ってたわ。若い人が来ると賑やかになってええのう。


~中略~ ※雑談


ほんと若いってだけで羨ましいわ。結婚相手みつけて永住してな。

頑張りますー(笑)また見かけたら声かけてくださいー。じゃー。

はーい、頑張ってなー。


ここで特徴的なのは初対面で住んでいる家、結婚までズバズバと聞いてくること(笑)

これがやはり田舎なのだろう。都会と田舎の感覚の違いを感じた。

田舎に来るとやはり感覚が違うなと思うことが多々ある。

それについては「田舎暮らしにあこがれて移住。そんな私が思う田舎と都会の感覚の違い - いなビギ!」を読んでもらいたい。


また会話をしてから、数日後に家に野菜を持ってきてくれた。

まだ会って2回目なのに田舎は優しいとこなんだなと心から感じた。

挨拶② 小さな商店の店前にいたおばあちゃん

こんにちはー!

こんにちはー!

すいません、ここって△△は置いてないですか?

ごめんねー。この店にはないんよー。〇△地区にあるホームセンターで買えるよ。何か壊れたん?

■■が壊れちゃって、直したいんです。

あー、それならこの辺なら△■工務店に頼むと何でも直してくれるよー。

そうなんですね。ありがとうございます!今度聞いてみます。

ん、お客さんかい?▲▲さん。

そうだよー。△△がないのかって。聞かれたから勝手に答えちゃったよ(笑)

えっ、お店の人じゃなかったんですか(笑)すみません、、、(笑)

ええんよ、もう私は30年以上通ってるベテランだからね(笑)

30年も!?すごいですねー。また何かあった時には教えてください!

はいよー、ところであんたはどこの子だい?


~中略~ ※10分以上話してた


じゃあね、頑張ってはよ結婚するんやよ。

わかりましたー、頑張ります(笑)


私も勝手に判断したのも悪かったのだが、お客なのに長年通ってるだけあって店に詳しい。

雑談の中で、生まれも育ちもお店があった地域らしく地域周辺の情報も詳しかった。

困ったらいつでも教えてあげるし、紹介もしてあげると言われた。

都市部にはない人と人の繋がりを感じた瞬間だった。

挨拶③ 帰宅途中だった小学生

こんちはーーー!!!

こんにちはー!君は○○小学校の子?

そうだよー!今4年生!!

そうなんだ、今は何して遊んできたの?

友達の家でゲームしてた!

まじか(笑)外で遊ばないんだね。

だって外で遊ぶとこないもん。

公園とか行けばいいじゃん!

この辺に公園なんてないよ!

あー、そうかー(確かに公園とか見ないな)。


~中略~ ※雑談


じゃあ元気でなー。またどっかでなー。

じゃあねー。



こちらも「田舎暮らしにあこがれて移住。そんな私が思う田舎と都会の感覚の違い - いなビギ!」の記事で紹介した感覚の違いの1つ「子供の挨拶」だ。

冒頭でも話したが、このご時世だと知らない人には挨拶しない方がいいはずである。

でもむしろ向こうからガンガン挨拶してくるのである。

あまりに純粋すぎて、なぜだかまぶしく見える(笑)

もし自分の子供がいたならば、こういう子に育ってほしいなとさえ思えた。

また周辺に公園がないから外で遊ばないんだと社会的問題も知ることができた

純粋がゆえに時にはド直球な意見を言われ、痛いところをつかれる時もある(笑)

挨拶④ 畑作業をしていた老夫婦

こんにちはー!

こんにちはー!

何育ててるんですか?

これは玉ねぎときゅうりだよ。

へえー、きゅうりってこうやって実がなるんですね。

アンタそんなことも知らんのか。どこの子じゃ?

最近埼玉県から引越して、〇〇地区に住んでます。


~中略~ ※①と似たような流れだったので割愛


帰る前にこの野菜持ってけ!

いやー、そんなの悪いですよ!

いいから持ってけ!こんなので申し訳ないけど、引越祝いや(笑)

すいません、ありがとうございます!じゃあまたー。

気いつけてなー。頑張ってなー。


農作業をしている人によく見られる光景だが、だいたい何かをくれる(笑)

なぜ会ったばかりの人にくれるのか、優しすぎる!!

周りの人に聞くと、どうやら田舎の人は畑に何もやっていない状態をみっともないと感じるらしい。

だから自分たちで処理できない以上の作物を生産してしまうらしい。

だからおすそ分け文化だったりが存在するのだと感じた。

挨拶をしただけで、こんな田舎文化の背景を知れるなんて意外だった。

まとめ

検証をしてみて感じたのは、「挨拶」をすることはいいことしかない。

「挨拶」をして感じたデメリットは正直ない。

もしかしたらこれから出てくるかもしれないが、地域に溶け込むためにはまずはすべきことだと思った。

改めて挨拶をして得られるメリットをまとめてみた。

 ☑おすそ分けをもらえる対象になる
 ☑地域周辺に詳しい人と知り合える
 ☑地域の社会的問題を知れる
 ☑田舎文化の背景・根源を感じとれる(田舎への理解が深まる)


正直やる前にはこんなにもいいことがたくさんあるとは思ってなかった。

何事もやってみるもんだなと。

でも都市部で同じことをしたら、不審者として捕まっているかもしれない(笑)

やっぱり田舎はいいとこなのである。

メールや電話もいいが、やっぱり顔を合わせて挨拶することで初めて生まれる関係性があると思う。

田舎暮らしを始めた人は、ガンガン挨拶をしていきましょう!


田舎暮らしを始めたい人に地域おこし協力隊をオススメする4つの理由

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田舎暮らしを考えた時にネックになってくるのはやっぱり「仕事」。
もし田舎暮らしを始めようと考えている人にぜひ仕事の候補の1つに入れてもらいたいのが「地域おこし協力隊」です。

地域おこし協力隊は田舎暮らしに関わる不安の多くを軽減させてくれるのです。

もちろんリスクゼロではないので、絶対に全員が目指した方がいいというわけではありませんが、この記事を読んでみてもらってぜひ一度検討してもらいたいです。


地域おこし協力隊とは

まず「地域おこし協力隊」を知らない方に向けて簡単に説明します。

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。隊員は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組。
出典元:総務省

固く書いてありますが要するに


人口が少ない地域に移住して、地域を盛り上げる活動をしてね!そして願わくばそのままその土地に住み着いてね!


ということです。

現在は全国の自治体に4,000人以上の地域おこし協力隊がいます。

仕事の業務も様々で、所属も自治体ではなくNPO法人所属になる場合や自治体との委託契約といった場合もあります。
任期は最長でも3年で、地域おこし協力隊は任期終了後に向けて活動していくことが求められます。

詳しくは総務省移住・交流推進機構(JOIN)の地域おこし協力隊ページをご覧ください。

オススメポイント① 地域内の繋がり(土台)を作れる


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田舎の全く誰も知らない土地に行くのって不安じゃないですか?

移住してみて思う「二地域居住」をやめた方がいい理由 - いなビギ!」の記事でも述べましたが、いきなりその土地に飛び込んで住むのはNGで、事前に何度も足を運んで関係づくりをしてから移住すべきだと思っています。

でも地域おこし協力隊ならその関係づくりも仕事と同時進行できて一石二鳥なんです
仕事をしていけば、地域の人たちと触れ合うチャンスが自然にたくさん訪れます。

また狭い範囲での活動なので自然と再会することも多いですし、よっぽどでなければ自然と仲良くなっていきます。

田舎の人は気さくな人が多いですからね。

三年間の間で信頼関係づくりができるので、うまくいけば一番定住に繋がりやすいパターンだと思っています。

オススメポイント② 自分のやりたいことができる


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自治体によって差が凄いですが、良く言うと「自由に」、悪く言うと「放任」の自治体もあります。

こういった自治体を選べば、今までやりたくてもできなかったことが給料をもらいながらできてしまうのです。

さらに地域おこし協力隊ならではの特権もあります。

活動資金が得られる


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地域おこし協力隊では活動費として1人の隊員につき400万円(報酬200万程度を含む)が国から補助金として出ます。

もちろん全てがやりたいことにつぎ込めるわけではありませんが、100万程度は純粋な活動資金として動くことができるでしょう。

立場的に動きやすい


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地域おこし協力隊は役場と住民の間にいる存在だと思います(※役場職員ならもちろん公式には公務員ではある)。
田舎ではいまだに公務員というと信頼性が高い存在です。
いきなり頼まれごとをされても地域外から引越してきた人だと怪しまれたりしますが、役場職員だと説明すると意外にすんなり話を聞いてもらえることが多々あります。

逆に住民のニーズをくみ取って役場に提案することもできるので、住民からも意外に重宝される存在だったりします。

任期終了後には起業支援金がある


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起業したい人にとってはよだれが出る話。
任期3年目または任期終了後1年以内に起業する場合には支援金として100万円が支給されます。

仕事に使う備品を買ってもいいし、事業許可取得の資金に使ってもいいし、制服作っちゃってもいいし、仕事に関わるなら大概オッケーです。
 
まだ準備期間が必要だし、起業するには資金がないと思っている方には本当にオススメです。

オススメポイント③ 地域外の知り合い(人脈)が増える

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地域内の人と繋がることもできれば、外の人と繋がる機会が多いのも地域おこし協力隊のメリットです。

冒頭にも述べましたが、全国に4,000人以上の地域おこし協力隊がいます。
それだけ同じ仲間がたくさんいるのです。

毎年2月に開催される「地域おこし協力隊全国サミット」では、全国から1,000名以上の人が集まります。
また各都道府県、地域単位で地域おこし協力隊が集まる機会もあります。

つまり地域外と触れ合えるチャンスが自然にそれだけ増えるのです。
自発的な人でなくても、たくさん知り合いが増えます。

そして、そういった場所で知り合う人たちは多種多様。
ちょっと変な人から生真面目な人。
年齢も20~50代と幅広い。
しかも自分が思いつかないようなことをしている人たちがたくさんいます。

また知り合いが増えれば、その知り合いから別の人を紹介してもらえるので、もう自分の可能性が広がりまくりです!

オススメポイント④ 自分の考えが広がる


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ここが地域おこし協力隊の最大のメリットだと思っています。
地域おこし協力隊は本当に色々な人と知り合えます。

つまりそれだけ新しい考え方、手法を知ることができます。
SNSで繋がればどんどん情報が入ってきますし、自然と自分のアンテナが強化されます。

そういった情報に触れあっていると、こんな生き方もあるんだと本当に自分が狭い世界に生きていたことを知らされるでしょう。
都市部で苦しんでいた人ほどよりそう感じると思います。

もちろん都市部でしか広がらない考え方もありますが、田舎でしか広がらない考え方もあるのです。

新しい自分に出会いたい人、やってみましょう!

こんな人には地域おこし協力隊はやめた方がよい


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地域おこし協力隊になることを勧めてきましたが、人によってはならない方がいいと思っています。
ではどんな人なのか説明していきます。

新卒


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仕事の内容上、一見楽しそうで大学卒業後の進路として魅力を感じると思います。
ただ、任期終了後に会社に勤めようと思っても、大半の企業はあまりいい評価をしてくれないでしょう。
地域おこし協力隊を理解してくれている人ならいいですが、知らない人は全く知らない制度です。
キチンと社会人として勤務した職歴はその先の長い人生にとって必要なことです。

また仕事の進め方を学ぶにはあまり向いていない仕事です。
そういったことも教えてくれる自治体ならいいですが、聞くところではそこまでしてくれる自治体の話は聞いたことがありません。
ぜひ一度はちゃんと会社に所属してビジネススキルを学ぶべきでしょう。

40代以上


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仕事内容にもよりますが、年齢が高齢になるほど厳しくなってきます。

単純に年齢制限をかけている自治体もあり、その年齢の境目が40歳の自治体が多いです。
40歳を超えると求人数もグッと減ります。

また任期終了後のサポートをしてくれない自治体に当たってしまった場合、放り出されてしまうリスクもあります
その場合、若い人ならば別のとこでなんとかなるかもしれませんが、高齢になればなるほど厳しい現実が待っています。

人付き合いが苦手な人


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地域おこし協力隊としてもそうですが、田舎暮らしをするというところで「人付き合い」は必須です。
むしろ、そこが得意な人ほどうまくいっていることが多いです。

自分1人ではできないこともたくさん出てきます。
人付き合いが苦手な人はやめておいた方が無難です。

逆に都市部にいた時よりもストレスを感じてしまうでしょう。

地域おこし協力隊にも失敗のリスクはある


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メリットばかり述べてきましたが、もちろんデメリットというよりもリスクもあります。

会社の中でもブラック企業があるように、自治体の中にもブラックとまでは言いませんが、働きにくい、もしくは全然仕事がおもしろくないところもあります。

良い自治体であれば最高な環境で楽しく仕事することができますが、外れの自治体を選んでしまった場合には、辛い思いをすることでしょう。
ただ役場の雑務処理をさせられたり、任期終了後に向けた活動をさせてくれないなど酷いところは本当に酷いです。

そういった外れの自治体に当たらないためにも、地域おこし協力隊が既に採用されているところ、途中でやめてしまった隊員がいないか確認するなど、事前に調べておくことをオススメします。


さいごに


給料もらえて、やりたいことができて、人脈が広がるなんてメリットが多すぎだと思いませんか?

地域おこし協力隊の制度もいつまで続くかわかりません。
いつかなろうと思ってもその時に制度は終わっているかもしれません。

もし迷っている方はぜひ一度チェックしてみましょう!


オススメの田舎暮らしブログまとめ【長野県・山梨県・静岡県】

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リアルな田舎暮らし情報を仕入れるなら「ブログ」もオススメの1つ。

もちろん各自治体や地域情報サイトなどが載せているような記事もいいのですが、憧れてもらうようないいことばかり書いていたり、どこか否定的な部分は描かれていないと思っています。

やはり本当のリアル感は圧倒的に「ブログ」の方が上!!

キレイにデザインのブログの人もいれば、少し読みにくい構図になっている人もいるが、それがまたリアル感があって好きです(笑)

その代わり、良いことも悪いことも実体験も全て書かれています。
時には田舎暮らしを始めての自分の人生観・価値観の変わり方まで!

移住前のイメージを膨らませるためにも、ぜひ読んでおきましょう。

今回ご紹介するのは「ふるさと回帰支援センター」が2018年2月に発表した「2017年移住希望地域ランキング」で、トップ3に輝いた長野県・山梨県・静岡県の田舎暮らしブログを紹介していきます。

働き方メディア Fledge」内の記事でも紹介されているように人気には理由があります。


しかし、本当の理由はブログに隠れていることもあります。
ぜひご自身でも人気の理由を見つけてみてください。


【ランキング1位】長野県のブログ


冒頭で紹介した記事内の長野県が人気な理由は下記のとおり。
こちらも頭に入れながら読むと、よりわかりやすく読むことができると思います。

◎移住の先輩がたくさんいる
◎日本国内トップレベルの雄大な自然!
◎土地が広く希望にあった場所が見つかる
◎自治体の支援が手厚い!
出典元:働き方メディア Fledge「憧れの田舎暮らしはこんなに魅力的!人気の地方移住先ランキング」

田舎に暮らすぞ計画 / KGさん

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田舎に暮らすぞ計画


長野県富士見町に移住されたご家族のブログ。

家探しから移住後の生活まで本当にリアルな田舎暮らしの生活が紹介されています。
お子さんがたくさん登場するので、和やかな気持ちになりながら楽しく読むことができます。

ご家族で移住されたい方にとっては有益な情報ばかり!
またDIYに関する記事も多いので、またDIYがお好きな方も必見です。

都会より田舎が好き。 / CBさん

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長野県、福島県、北海道、アメリカに住んだ経験をお持ちで、現在は長野県大町市でフリーランスのライター、編集者、ブロガー、iPhoneフォトグラファーのお仕事をされている CBさん のブログ。

このブログの特徴はとにかく

記事数が多い

写真を中心に日々の暮らしを紹介しており、長野県に住むとこんな景色がみれるんだーと想像がしやすくなります

♪長野移住計画♪ 〜安曇野に移住しちゃいました!〜 / mizuさん

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和歌山県から長野県安曇野市に移住した mizさん のブログ。
「大好きな長野に住みたい」という想いから3年間におよぶ移住計画をたて、移住した。

移住前の事前準備を大事にしてほしいと常々発信している当ブログとしても、ぜひ参考にしてほしいブログです。

また2008年からブログを続けられているので、とにかく情報量がたっぷり。
準備って実際何したの?移住後ってどんな生活をしているの?など気になる方は要チェック!!

ドロップ!~毎日スノーボードがしたい!長野移住支援ブログ~ / 伊藤一郎さん

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スノーボードが大好きで仕事もやめて、スノーボードするのに良い環境の長野県松本市に移住した夫婦のブログ。
現在は仕事をしながらも冬は毎日スノーボード三昧の羨ましい生活を送っているそうです。

移住先選びや住居選び、また車中泊用の車紹介などスノーボード・スキー好きには助かる情報ばかりではないでしょうか。

全国の中でなぜ選ばれたのが長野県だったのか、ぜひそこに着目してみてみて下さい。

地方移住と。ライターと。 / のりさん

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地方移住とライターと。 - 長野に移住した主婦ライターの雑記ブログ


長野県宮田村に移住をするご家族のブログ。
まだ移住してない(2018年4月現在)ので移住後の生活についてはこれからだが、移住までの経緯、事前準備の内容などが細かくわかりやすく書かれている。

仕事・家の探し方など、とても参考になる部分が多い

デザインも見やすく読みやすいので、個人的にこれからとても楽しみなブログ。

【ランキング2位】山梨県のブログ


山梨県の人気の理由は下記のとおり。

◎都心へのアクセスがGOOD!
◎自然に恵まれている
◎移住セミナーが頻繁に行われている
◎空き家バンク制度がある
出典元:働き方メディア Fledge「憧れの田舎暮らしはこんなに魅力的!人気の地方移住先ランキング」

山梨移住日記 / tsururikoさん

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tsururiko.hatenadiary.jp


山梨県北杜市に移住されたご家族のブログ。
日記テイストで書かれているので、楽しくサクッと読めます。

お子さんと一緒に田舎暮らし生活を満喫してる姿はこちらも不思議と幸せになります。
こうやって日々の生活を見てると「思ったより不便じゃないんだな」、「遊ぶとこも結構あるんだ」などその地域の理解が深まるので助かりますね。

南アルプスの少女 / ハイジママさん

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山梨県北杜市に移住されたご家族のブログ。

移住をするとまずは賃貸の場合が多いのだが、ハイジママさんご家族は北杜市に家を建てたのこと。
その際の現住居売却や土地探し、新築を建てるまでの経緯や注意点など、細かく載せていてとても参考になります。
またおもしろいのが移住の一番の決め手が「住所の文字・読んだ時の響きがキレイだったから」とのこと。
そこから移住まで怒涛の10か月。
そのスピードで実現までに至ったアクティブなご家族の経験談は貴重です。

移住を早く決めてしまうのはよくないのですが、急いで移住したい方は一見の価値ありです。

Smile smil / 北川えりオフィシャルブログ

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結婚を機に横浜から山梨に移住した芸能人のブログ。
現在も芸能活動をしており、山梨からでも東京の仕事が可能だと証明してくれている。

北川えりさんの詳細はこちら(wikipedia)

やはり芸能人だけあって紹介が上手だし、記事数も多い。
地域の行事も積極的に参加されているようで、実際に田舎暮らしをした時のことが想像しやすいブログ。

山梨梨県笛吹市地域おこし協力隊ブログ

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fuefuki-okoshi.hatenablog.com


山梨県笛吹市地域おこし協力隊のブログ。
多少、公的な要素もあるためデメリット情報にはかけるが、笛吹市の良さを存分に知れるのはありがたい。

また移住者の視点から書かれた記事が多く「なぜ山梨県笛吹市がおススメなのか?」や「田舎暮らしの実態」を紹介されています。
地域おこし協力隊は自治体と民間の間ぐらいの立ち位置の場合が多いので、また違った目線で読むことができるブログだ。

【ランキング3位】静岡県のブログ


静岡県の人気の理由は下記のとおり。

◎過ごしやすい気候
◎首都圏、関西圏へのアクセスが良い!
◎安く家が買える
出典元:働き方メディア Fledge「憧れの田舎暮らしはこんなに魅力的!人気の地方移住先ランキング」

りょたろぐ / リョータロー

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静岡県島田市地域おこし協力隊のブログ。
地域おこし協力隊の中ではトップクラスのデザインの見やすさ。
島田市だけの紹介だけでなく、田舎暮らし全般の暮らし情報や生活の豆知識などが紹介されている。

地域おこし協力隊としての活動も細かく紹介されており、地域おこし協力隊になりたいと思っている方なら見ることをオススメします。

田舎の暮らし方ブログ / 静岡県内自治体

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全国の自治体のブログが集まる「田舎の暮らし方ブログ」。
静岡県は2018年4月現在で2つの自治体(御殿場市、小山町)の記事が掲載されている。

行政のようなブログかと思いきや、意外にも地域の暮らしが多数紹介されています。
手っ取り早くその地域の様子を知るにはオススメのブログです。

おまけ:ふじのみやハハラッチ

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ふじのみやハハラッチ – 「母」目線から伝える This is 富士宮


ブログではないのですが、静岡県富士宮市のお母さんたちがママ目線で富士宮市を紹介しているサイト。
やはりご家族で移住される場合になってくるのは子育て。
ママ目線で紹介されているので、子育てするイメージを沸かすには最適なサイトです。

田舎で子どもを育てると、どうなのか気になる方は要チェック!!

おわりに


いかがでしたか?
自治体サイトや地域情報サイトばかり見てた方にとっては、よりリアルなイメージが沸くことができたかと思います。

他県のブログも「個性あふれる田舎暮らし&地域ブロガー大集合! - いなビギ!」で紹介しています。

ただ、ブログはあくまで参考情報ですので、移住先を決める際は必ず実際に現地を訪問するようにしましょう

そして、移住後はぜひこれからの移住希望者の為にブログを始めてみてはいかがですか?
実際に生活されている情報ほど貴重なものはありません。

ぜひその際には当ブログでも紹介させてください。


田舎暮らしにあこがれて移住。そんな私が思う田舎と都会の感覚の違い

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移住して約1年。
やっと田舎の生活には慣れてきたが、これまでにいくつか「これは田舎ならではの感覚だなー」と思うことがあった。

もちろん嬉しいこともあれば、それはちょっとってことも。

きっとそんなことも頭の片隅にでも入れておけば「あー、これがあの記事に書かれてたやつか」と嬉しさが少し増し、嫌なことが多少和らぐであろう。

少しでもこれから田舎暮らしを始める方の参考になればいいなと思い記事にしてみた。

もちろん地域差があるということは、大前提として頭に入れておいてもらいたい。


感覚の違い① 集合時間


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都会では書面上で「〇〇時集合」とあれば、5分前、早くても10分前といったところだろう。

しかし、田舎は違った。

「〇〇時集合」となっていれば、30分前にはだいたい集まっていた。

5分前ではちょっと遅いぞと言われているような雰囲気の時もあった。

これは社会奉仕や総会など、地域の集まりによく見られる光景だ。
田舎になればなるほど、高齢者になればなるほど、この傾向が見られる。

これはそのうち慣れるので心配はご無用。

感覚の違い② 移動の距離感(車で5分の違い)


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移住したばかりの頃、ある場所に行こうと近所の人に場所を聞いた。
車で5分程の場所にあるとのことだった。
5分なら歩いたらすぐだろうし、たまには歩くかーと思って歩いた。

しかし、現実は到着まで30分程かかった。

ここで気づかされたのだ。

「都会の車で5分」と「田舎の車で5分」は距離感が全然違うのだと。

都会は車も多いし信号もたくさんあるが、田舎は車も少なければ信号もないのだ。

実際に私の住む地域と東京駅付近での時間と距離を調べてみた。


 私の住む地域:
  車で5分=2.8㎞=徒歩25分
 東京駅付近:
  車で5分=1.1㎞=徒歩10分


2倍以上違った。。。(笑)


田舎でどれくらいの距離かを車で聞く場合には要注意だ!
遅刻してからでは遅い!

感覚の違い③損得勘定


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自分もそうだったが、都会の人ってなにかと損得勘定で動いている瞬間が多いと思う。
それに対して田舎は誰かの為に動いていることが多い。

イベントに誘われた場面で考えてみる



都会の人:
うーん、あんまりおもしろくなさそうだし。今仕事忙しいからいいや。(内容重視)

田舎の人:
仕事忙しくて少し遅れちゃうけど、あの人がやってるなら行くかー。(人重視)



わかりやすく極端に書いたが、こういう感覚で動いている人は多いと思う。

田舎だと自分にとって何も意味なくても参加してくれる。
お互いを助け合う精神があるからだろう。
※ただしイベントの主旨には合わないので、善し悪しはある。。。。

きっと人の為ではない他の要因もあるとは思うが、アナタにとってメリット全くないのにありがとう!!っていう瞬間がとても多い
私は田舎のこんなところが好きだ。

都会の人が冷たくて、田舎の人が温かいって感じる要因の1つだと思う。

感覚の違い④ プライバシー意識


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これはよく聞く話だと思う。
田舎の人は距離が近いし、都会の人はサバサバ?している。

質問内容


聞きにくいことでも遠慮なく聞くのが田舎者。
聞きづらいことは聞かない、そして聞くまでには飲みに行くなど一定の関係性を築きが必要なのが都会人。
仲良くなるまでの時間が短いのが、田舎だと思う。

自分のことを聞かれるのもそうなのだが、家族のことも根掘り葉掘り聞かれるのは意外だった。
しかもそういうことに限ってやたらと記憶力がよい(笑)

都会→田舎でも田舎→都会のどちらでもこの感覚の違いには戸惑うはずだ。

防犯意識


ベタに玄関に鍵かけないとか勝手に開けて入ってくるとかはもちろんのこと、そんなに放置していたら盗まれちゃうよーみたいなことも平気でするのが田舎。
ある意味治安がいい証拠ではあるので、いいことでもある。

犯罪に合う確率が高いのは都市部だろうし、少しでも未然に防ぐという意味で防犯意識が高いのは当たり前のことだろう。

都市部にいた時の感覚で田舎にいくとビックリするだろう。

感覚の違い⑤ 挨拶の違い


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田舎の人はほんとによく挨拶をする。
知らない人でも普通にする。

子どもは特に驚いた。

すれ違うたびに挨拶していた。
とにかく純粋そうな子どもたちだ。

都市部にいた時には、危ないので知らない人たちには挨拶しないように教わった。

どちらがいいとか悪いというわけではないが、挨拶した方が気持ちいいので、個人的には田舎の方が好きだ。

挨拶をしないといい印象を持たれないということもある。
田舎に行ったら積極的に挨拶しましょう。

感覚の違い⑥ 新しいことへのチャレンジ精神


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都市部では新しい情報が常に飛び交い、刺激的である。
ゆえに新しいことへチャレンジする人も多いし、それを応援してくれる人もたくさんいる。

それに対し田舎では、未だに昔からのやり方や考え方にこだわっている人がたくさんいる。

ただ田舎でも少数ながら賛同してくれて、新しいことへチャレンジすることもある。
しかし、反対派の数に潰されてしまうことも少なくはない。

新しいことを取り入れることによる今までの形を壊されることへの恐怖があるのか、新しいチャレンジに対して慎重になるのが田舎だ。

逆に言えばやってないことが多いので、チャレンジできるチャンスがたくさんある
困難の前に熱い想いをぶつけて実現していける人は田舎でもやっていける人だろう。

おわりに


こう考えてみると「田舎」と「都会」の感覚の違いって結構ある。

この違いを楽しむことによって、本来であればショックを受けることも、フッと笑って過ごせる田舎暮らしの課題を乗り越えるポイントの1つだと思う。

とにかく伝えたいのは、このブログで何度も書いてきた



何を我慢できて、何が我慢できないのか。



である。
そのポイントの見極めにはぜひ重点をおいてほしい。