田舎暮らしにあこがれて移住。そんな私が思う田舎と都会の感覚の違い
移住して約1年。
やっと田舎の生活には慣れてきたが、これまでにいくつか「これは田舎ならではの感覚だなー」と思うことがあった。
もちろん嬉しいこともあれば、それはちょっとってことも。
きっとそんなことも頭の片隅にでも入れておけば「あー、これがあの記事に書かれてたやつか」と嬉しさが少し増し、嫌なことが多少和らぐであろう。
少しでもこれから田舎暮らしを始める方の参考になればいいなと思い記事にしてみた。
もちろん地域差があるということは、大前提として頭に入れておいてもらいたい。
- 感覚の違い① 集合時間
- 感覚の違い② 移動の距離感(車で5分の違い)
- 感覚の違い③損得勘定
- 感覚の違い④ プライバシー意識
- 感覚の違い⑤ 挨拶の違い
- 感覚の違い⑥ 新しいことへのチャレンジ精神
- おわりに
感覚の違い① 集合時間
都会では書面上で「〇〇時集合」とあれば、5分前、早くても10分前といったところだろう。
しかし、田舎は違った。
「〇〇時集合」となっていれば、30分前にはだいたい集まっていた。
5分前ではちょっと遅いぞと言われているような雰囲気の時もあった。
これは社会奉仕や総会など、地域の集まりによく見られる光景だ。
田舎になればなるほど、高齢者になればなるほど、この傾向が見られる。
これはそのうち慣れるので心配はご無用。
感覚の違い② 移動の距離感(車で5分の違い)
移住したばかりの頃、ある場所に行こうと近所の人に場所を聞いた。
車で5分程の場所にあるとのことだった。
5分なら歩いたらすぐだろうし、たまには歩くかーと思って歩いた。
しかし、現実は到着まで30分程かかった。
ここで気づかされたのだ。
「都会の車で5分」と「田舎の車で5分」は距離感が全然違うのだと。
都会は車も多いし信号もたくさんあるが、田舎は車も少なければ信号もないのだ。
実際に私の住む地域と東京駅付近での時間と距離を調べてみた。
車で5分=2.8㎞=徒歩25分
東京駅付近:
車で5分=1.1㎞=徒歩10分
2倍以上違った。。。(笑)
田舎でどれくらいの距離かを車で聞く場合には要注意だ!
遅刻してからでは遅い!
感覚の違い③損得勘定
自分もそうだったが、都会の人ってなにかと損得勘定で動いている瞬間が多いと思う。
それに対して田舎は誰かの為に動いていることが多い。
イベントに誘われた場面で考えてみる
都会の人:
うーん、あんまりおもしろくなさそうだし。今仕事忙しいからいいや。(内容重視)
田舎の人:
仕事忙しくて少し遅れちゃうけど、あの人がやってるなら行くかー。(人重視)
わかりやすく極端に書いたが、こういう感覚で動いている人は多いと思う。
田舎だと自分にとって何も意味なくても参加してくれる。
お互いを助け合う精神があるからだろう。
※ただしイベントの主旨には合わないので、善し悪しはある。。。。
きっと人の為ではない他の要因もあるとは思うが、アナタにとってメリット全くないのにありがとう!!っていう瞬間がとても多い。
私は田舎のこんなところが好きだ。
都会の人が冷たくて、田舎の人が温かいって感じる要因の1つだと思う。
感覚の違い④ プライバシー意識
これはよく聞く話だと思う。
田舎の人は距離が近いし、都会の人はサバサバ?している。
質問内容
聞きにくいことでも遠慮なく聞くのが田舎者。
聞きづらいことは聞かない、そして聞くまでには飲みに行くなど一定の関係性を築きが必要なのが都会人。
仲良くなるまでの時間が短いのが、田舎だと思う。
自分のことを聞かれるのもそうなのだが、家族のことも根掘り葉掘り聞かれるのは意外だった。
しかもそういうことに限ってやたらと記憶力がよい(笑)
都会→田舎でも田舎→都会のどちらでもこの感覚の違いには戸惑うはずだ。
防犯意識
ベタに玄関に鍵かけないとか勝手に開けて入ってくるとかはもちろんのこと、そんなに放置していたら盗まれちゃうよーみたいなことも平気でするのが田舎。
ある意味治安がいい証拠ではあるので、いいことでもある。
犯罪に合う確率が高いのは都市部だろうし、少しでも未然に防ぐという意味で防犯意識が高いのは当たり前のことだろう。
都市部にいた時の感覚で田舎にいくとビックリするだろう。
感覚の違い⑤ 挨拶の違い
田舎の人はほんとによく挨拶をする。
知らない人でも普通にする。
子どもは特に驚いた。
すれ違うたびに挨拶していた。
とにかく純粋そうな子どもたちだ。
都市部にいた時には、危ないので知らない人たちには挨拶しないように教わった。
どちらがいいとか悪いというわけではないが、挨拶した方が気持ちいいので、個人的には田舎の方が好きだ。
挨拶をしないといい印象を持たれないということもある。
田舎に行ったら積極的に挨拶しましょう。
感覚の違い⑥ 新しいことへのチャレンジ精神
都市部では新しい情報が常に飛び交い、刺激的である。
ゆえに新しいことへチャレンジする人も多いし、それを応援してくれる人もたくさんいる。
それに対し田舎では、未だに昔からのやり方や考え方にこだわっている人がたくさんいる。
ただ田舎でも少数ながら賛同してくれて、新しいことへチャレンジすることもある。
しかし、反対派の数に潰されてしまうことも少なくはない。
新しいことを取り入れることによる今までの形を壊されることへの恐怖があるのか、新しいチャレンジに対して慎重になるのが田舎だ。
逆に言えばやってないことが多いので、チャレンジできるチャンスがたくさんある。
困難の前に熱い想いをぶつけて実現していける人は田舎でもやっていける人だろう。
おわりに
こう考えてみると「田舎」と「都会」の感覚の違いって結構ある。
この違いを楽しむことによって、本来であればショックを受けることも、フッと笑って過ごせる田舎暮らしの課題を乗り越えるポイントの1つだと思う。
とにかく伝えたいのは、このブログで何度も書いてきた
何を我慢できて、何が我慢できないのか。
である。
そのポイントの見極めにはぜひ重点をおいてほしい。
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