田舎で目指すべきライフスタイル。現代版「百姓」を目指せ!!

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こんにちは!カンタ〈@inabigi〉です。

みなさんは、田舎でどういうライフスタイルで過ごしたいと考えていますか?

1つの会社に勤めて、給料をもらって生活していくことだけが全てだと思っていませんか?

それだけでは、せっかくの田舎暮らしがもったいないです!

田舎暮らしをするなら「複業」をする現代版 ”百姓” になるべきなんです。

これだけ言われてもあまりよくわからないですよね(笑)

では、実際にどういうことなのか、みていきましょう!



百姓の意味

まずごく一般的な「百姓」の意味はこれです。

【百姓(ひゃくしょう)の意味】
1 農業に従事する人。農民。
2 農業をすること。農作業をすること。「代々百姓をする家」
3 あかぬけない人や情趣を解さない人をののしっていう語。
4 江戸時代、特に本百姓 (ほんびゃくしょう) のこと。.
5 「ひゃくせい(百姓)」に同じ。
出典:百姓(ひゃくしょう)の意味 - goo国語辞書

今でこそ農業をしている人っていうのが一番一般的な意味だと思うが、昔は意味が違いました。

百姓とは、現代においては農業を営む人々のことである。
元は百姓とは農民に限られず、いろいろな職業の人をさし、庶民、民衆くらいの意味であった。漢文では様々な職業の庶民の意味で使われ、農民に限られない。現代中国語でも「老百姓」は役人ではない一般人の意味。
日本でも最初は同じだったが、近世頃から農民の意味で使われるようになった。この為現在でも農業に従事する人を百姓という。
出典:百姓とは (ヒャクショウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

あくまで一般市民のこと、色々な職業のことを指しているんですね。

また諸説によると、百姓の「百」は文字通り数字の100を指しており、100種類の姓を名乗っていた人、つまり100種類の仕事ができる人ということなんです。

少し前までは、1つの会社にずっと勤務することが良いことのように言われていた時もありましたが、ここ最近は「複業」をされている方も増えています。

むしろ「複業」を推進している会社さえ出てきました。

一見「複業」というと都市部で行われているライフスタイルのイメージもありますが、田舎でもこの「百姓(複業)」を目指すべきなのです!

百種類の仕事とまではいいませんが、複数の仕事をしていきましょう!

なぜ百姓を目指すべきなのか


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現代版 ”百姓” を目指すべきだということはわかって頂いたと思いますが、「1つの会社に勤めた方が安定していていいんじゃないの?」などいくつか疑問が浮かびますよね。

なぜ目指すべきとこが、そこなのか説明していきます。

田舎の会社は賃金が低い


田舎暮らしの情報収集をしたことがある人ならご存知だとは思いますが、田舎ってやっぱり都会よりも賃金が低いんです。

でもやることってそんなに都会と変わらないんです。

確かに通勤時間が短かったり、田舎特有の仕事スピードもあります。

時にはいまだに「こんなアナログなことやってるの?」って驚くこともあります。

やることが変わらないのに賃金が低いって、辛くないですか?

田舎だからしょうがないと思う反面、田舎に住みながら都市部に働きに出た方がいいのかなと迷いも生まれます。

フリーランスで都会から仕事をもらっているような職業なら、田舎とか関係ないのでいいんですけどね。

一般的な人は、賃金が低いからこそ「複業」をするべきなんです。

もし嫌になったらやめられる


1つの職業にこだわった場合、その仕事が嫌になっても生活があるので簡単にはやめられないですよね。

でも「複業」がうまくいっていれば、他の収入があるのでやめられるんです。

嫌だったら続けなくていいんです。

「辞める」という選択肢が選べるって最高じゃないですか?

誰しもがやってて楽しいことを仕事にしたいはずです。

楽しいことが見つかるまでチャレンジし続ければいいんです!

でも辞め癖がつかないように注意は必要かもしれませんね(笑) 

競合が少ない


これは仕事をする上でのメリットなんですが、何をやるにしたってライバルが少ないのが田舎です。

ライバルがいないということは、市場を独占できる可能性だってあるのです。

都会だと市場規模は大きいかもしれませんが、その分ライバルが多く入り込んでいくのは大変です。

でも田舎ならば、ライバルがほとんどいない市場でやりたい放題できるのです。

規模は大きくならないけど、新しいチャレンジが成功しやすいのが田舎です。

田舎は短期的に人手がいる仕事がたくさんあって複業しやすい


「複業」だからと言ってビジネスを生み出して仕事というだけでなく、単純にバイトや肉体労働も立派な仕事です。

後程、紹介しますが雑草が多い時期の「草刈り」や収穫時期の「農作業」など、時期もしくは数日間だけ人手が欲しいってことが
あります。

田舎にはこういった単発的な仕事も結構あるんです。

単発的な仕事も数をこなせば、結構いい収入になります。

そして、こういった仕事は基本的には誰でもできるので「複業」にしやすいのです。

田舎での複業・副業の最適な割合


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では、どれぐらいのバランスで「複業」をするのがいいのかというと、


メイン:サブ①:サブ②:サブ③
4 : 2 : 2 : 2 


の割合がベストです。

この割合が仕事を楽しみつつ、仕事を変えやすく、プライベートも楽しめる割合です。

あまりたくさん複業しすぎても、それこそ自分のプライベートの時間がなくなって本末転倒になったりします。

メインとサブの仕事に分けて、もう少し詳しく説明していきます。

メインの仕事


メインの仕事はあくまで安定した収入を手に入れるためです。

理想としては、会社に勤めて社会保険に入っておくことです。

もちろんフリーの仕事でもいいのですが、保険料を半分負担してくれるならば利用するに越したことはないでしょう。

正社員ではなく、契約社員や派遣社員が良いと思います。

年齢によるところもありますが職も比較的見つかりやすいですし、残業がほとんどなかったり週4日勤務でOKなところもあったりするでしょう。

これまで残業や通勤時間に使っていた時間をサブの仕事に使っていきます。

とりあえずここさえあれば、最低限生きていける程度の収入があることがベストです。

サブの仕事


サブの仕事はできれば自分がやってて楽しい仕事をしましょう。

趣味を仕事にするのでもいいですし、「文章書くの好きだからライターやってみようかな」とか、「やってみたかったけどできなかったことしてみよう」でも何でもいいんです。

ここで大事なのはとにかく楽しみながら仕事をすること

また初期投資があまりかからず、サクッと始められるものがベストです。

儲からなかったり、思ったより大変だったり、単純におもしろくなかったらやめてしまえばいいんです。

いくつかやれば稼ぐためのポイントも徐々にわかってくるはずです。

色々試行錯誤しながら、とにかく楽しくて稼げる仕事だけをチョイスしましょう。

サブの仕事はそれくらいでちょうどいいんです。

そうはいっても何をやったらいいかわからない人は「月3万円ビジネス 100の実例」という本を一度読んでみてください。

「グリーンカーテンをつくる」、「買い物代行」、「ツリーハウスの週末カフェ」など多種多様な月3万円ビジネスの実例100個が紹介されています。

読んでいると自分もこんなことがしてみたい、これなら稼げるかもと新しいアイデアのヒントになります。

田舎でもできる複業・副業


さて、じゃあ実際に田舎で「複業」って何ができるかを紹介していきます。

パート・バイトに限るといくらでもあるので、ここでは除外しておきます。

在宅系


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- クラウドソーシング

ランサーズ」、「クラウディア」、「クラウドワークス」などがあります。
 
体験談・口コミ投稿・イラスト・翻訳、ブログ記事代筆、web制作など、継続的に仕事ができるものからコンペ方式・単発仕事まで様々な種類の仕事があります。

1件の仕事単価も10円~数十万円まで、幅広くあります。

人によってはクラウドソーシングだけで生活している人もいます。

最初は思うように仕事効率もあがりませんが、慣れてくれば月数万円程度の収入は見込めるでしょう。


- HP制作

田舎にはいまだにホームページを持っていない会社とか商店があります。

でもそんな人たちも、実はホームページがあったらいいなと思っていたりします!

会話をしていく中で、ふとしたそのニーズを掴めるかがポイント。

特にワードプレスをやってる人ならオススメです。

ブログをやられている人ならワードプレス使っている人も多いのではないでしょうか。

仕事の相手はパソコンを少しいじるだけでも苦労する年齢層高めの人たち。

無料のテーマで作ってあげるだけでも喜んでもらえますよ。

1サイトいくらで作るかの自分のさじ加減なところはありますが、これもある程度収入が見込める仕事です。


- 写真

これは外にもでるので、半在宅という感じですが一度販売に出してしまえば半永久的に売れ続ける良い仕事です。

ピクスタ」や「写真AC」などが代表的なところです。

写真が趣味って人も多いでしょうし、それが収入になるなんて激アツじゃないですか?

しかも良い風景の写真じゃなくてもいいんです、落ち込んでいる様子や喜びを表した写真など記事のアイキャッチに使えそうな写真のニーズも最近高まっています。

写真撮るのが好きならビジネスチャンス!


- 転売

何を扱うか、在庫管理、発送手配など多少手間もあるが、とにかく売れるかどうかの見極めが大事な仕事。

パソコンとインターネットさえあればできるので、取り掛かりやすいです。

在庫管理や発送手配などは代行サービスがあるそうなので、気になる方は調べてみてください。

見極めが肝心なだけあって、極めていくには分析が必要不可欠です。

分析をするのが好きな人なら向いている仕事。


- イラスト

イラストAC」やここ最近では「ココナラ」などと、素人が販売できるサイトが多数あります。

一定のスキルは必要だとは思いますが、イラストは差別化がしやすいスキルです。

TwitterなどSNSが活発に利用されているいま、イラストの需要はまだまだ増えていくはずです。

最近では書いた絵をそのままイラストにできるアプリもあるので、以前よりはだいぶ気軽に始めやすくはなりましたね。

手書きイラストをデジタル化!アプリ「CamScanner」が便利すぎる | アオイロノヲト


- ブログ

無料で始められて、しかも自分が書いたことが収益になるなんて最高すぎます。

もちろん収益を得るまでが大変なのですが、早い人は数ヶ月で生活できるレベルまで持っていきます。

例えば田舎暮らしブロガーや地域ブロガーも「個性あふれる田舎暮らし&地域ブロガー大集合! - いなビギ!」や「[オススメの田舎暮らしブログまとめ【長野県・山梨県・静岡県】 - いなビギ!」の記事でも紹介しているようにたくさんいます。

とりあえずサクッと始めるなら一番手っ取り早いです。


- ライター

ブログからライターの仕事を受ける人がいたりとこちらもサクッとなりやすい仕事。

最初はら「ブログ」や「クラウドソーシング」などで

意外にも世の中はライター不足らしく、ある程度実績さえたまれば一定の収入は見込める仕事です。


- 株・FX・仮装通貨

わざわざ紹介するまでもないですよね。

元手がある程度必要ですし、不安定すぎる収入なので、あまりオススメしません

でも複業としてやっている人も大勢います。

肉体労働系


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- 草刈り

文字通り地域の草刈りです。

田舎の高齢化が進む中で草刈りをやってほしい人、集落で管理しているとこだったり意外に要望があります。
 
時給1,000円程度と田舎では考えられない高時給で働けたりします

スキルも手伝いにいけば教えてくれるので問題なし。

また自前の草刈り機があれば派遣要請がくることもあります。

基本的に夏の時期だけですが、今後もニーズが増えそうな仕事です。


- 農作業の手伝い

常に雇える余裕はないけど、収穫だけ手伝ってほしいという農家さんはたくさんいます。

手伝いに行ける時期は作物によりますが、自分の地域に絞らなければ年中農業の手伝いをすることも不可能ではありません

1度行けば継続的に呼んでもらえることも多いので、農家さんと仲良くなっておくと良いでしょう。

デメリットがあるとすれば、肉体労働なので本当に疲れます(笑)

でも体を動かした後の外で食べる昼飯って最高に美味しいですよ!


- 屋根雪降ろし、 除雪

これは雪が降る地域に限ったことですが、高齢者が増える中でニーズはどんどん増えています

強者は屋根雪卸ろしだけで、1週間で30万稼ぐ人もいます。

そこまでとはいいませんが、高時給で働ける案件なので「複業」としてはありです。


カンタが住む福井県南越前町ならどうか

今でこそやってはいませんが僕自身もいつかは「複業」をしていきたいと考えています。

そこで、実際に僕が住む福井県南越前町ではどうか考えてみました。

基本的に在宅系はやろうと思えばできるでしょう。

肉体労働系では下記のようなことができます。

つるし柿


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干し柿はみなさんご存知だとは思いますが、「つるし柿」は渋柿を収穫し芝草で編んだ柿縄で吊るし乾燥し薪を焚きながら乾燥・燻製させたものです。

これが意外にも高級品で高い時は1粒500円程度する時もあります。

柿の収穫時期である11月中旬から12月初旬頃までが手伝える時期です。

酒蔵・杜


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南越前町には4つの酒蔵があり、11月と1月から2月にかけて酒造りが行われます。

その時期には杜氏がする仕事を手伝うことができます。

農作業


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米・梅・トマト・きゅうりなど色々な作物が南越前町でも作られているので、収穫だけでなく全般的な手伝いはできます。

むしろ、やろうと思えば本業にすることもできるはずです(笑)

さいごに


田舎は賃金が低く、1つの会社に勤めるだけでは収入の限界があります。

ただ競合が少ないので、小さなビジネスならいくらでもチャンスがあります。

しかも…

複業できる仕事もたくさんあるんです!

楽しい仕事を選ぶことができるんです!

嫌ならすぐに辞めることもできるんです!

それなのにまだ1つの仕事にこだわった方がいいと思いますか?

今からでも遅くありません。

田舎暮らしをするならば現代版”百姓”(複業)を目指していきましょう!