田舎におけるご近所付き合いの基本の「き」(後編)

~前編を呼んでない人はこちらから~
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田舎暮らしにはかかせない “ ご近所付き合い ”
ご近所付き合いの知識を事前に知っておくことは田舎暮らしにとても大切なことです。

今回はご近所付き合いの基本的な情報を紹介しています。

田舎にもある「ご近所付き合いが緩い場所」


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ご近所付き合いがないということはありませんが、あまりご近所付き合いがない場所も中にはあります。

新しい分譲地に住む


移住者を増やしたい田舎って結構な割合で分譲地を出しています。
これから家を建てるということは地元住民以外の人が住み始める可能性がとても高い土地なのです。
もちろん地元住民でも購入ができますので、ゼロということではありません。

しかし、新しい人たちは近所に知り合いもほとんどいないでしょうし、新しいご近所付き合いを形成していくことができます。
住む人も若い世代が多い為、比較的ご近所付き合い緩いことが多いです

ベッタリではなく程々にご近所付き合いしたい方はぜひ選択肢の1つとして考えてみて下さい。

別荘地に住む


もしその土地に別荘地があれば、別荘ではなくそこに住んでしまう方法です。
別荘地の管理内であれば管理会社が全て対応してくれますし、よく聞くようなご近所トラブルの原因を限りなく減らすことができます。

ただ別荘地のためご近所さんが全くいない可能性もあります。
とにかくひっそりと自給自足したいみたいな人にとってはいいかもしれないですね。

男性特有のご近所付き合いといえば「消防団、青年会、壮年会」


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男性のご近所付き合いで重くのしかかってくるのは消防団・青年会・壮年会です。

地域によって熱意はまちまちです。
青年会、壮年会はどちらかというと地域内の行事の仕事。
消防団は災害時対応の仕事と、少しテイストが違います。

どちらにも共通してあるのが「飲み会」。
田舎では何かとお酒を飲むことが大好きです。
結構な頻度があるので、お酒が苦手な人には辛いです。

消防団については詳しく書いてある記事があったので参考にご覧下さい。
iju-ryoku.net


下手をすると参加しない人は村八分みたいな話もあるので、行く前にはぜひ確認しましょう。

ご近所付き合いといえば「おすそ分け文化」


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ご近所付き合いの最大のメリットと言ってもいいかもしれません。
知り合って間もない頃から野菜等をおすそ分けしてくれます。

もらったからといって、こちらも全てにお礼品を返す必要はありません。
数回程度に1回程度返せばいいと思います。
というよりも、自分自身も何かあった時にご近所にも分けてあげようと思うその考え方の方が大事です。

あとは適度に「あのもらった野菜が美味しかった」とか「あの時に役立った」とかそういったことを伝えてあげましょう。

この何気ない会話は田舎に来てよかったと思える嬉しい時間です。

そのうち野菜などがもらえる文化はなくなる


野菜などをあげる人ってお年寄りが多いですよね。
それはなぜかというと単純な優しさもありますが、お年寄りは自分たちで野菜を作っているからです。
昔の人は本業の仕事がありながら、朝夕や休日に畑作業をする人がたくさんいました。
その名残で仕事を辞めてからも継続してやっている人が多いのです。

しかし、現代の若者って本業だけで畑作業をやっている人はほとんどいません。

今いるお年寄りがいなくなった時、おすそ分け文化はなくなってしまうかもしれませんね。

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前編、後編と2記事に渡って紹介してきました。
ここで紹介したことはご近所付き合いの話によく出る代表的なものです。
その土地のルールは住民にしかわかりません。
現地に訪問した際に、会話の中で何気なく聞いてみましょう。
本当に厳しい地域では、その会話だけでもルールがポンポン出てくるはずです。

ご近所付き合いが円滑に進むように、しっかりと確認してくださいね。