田舎におけるご近所付き合いの基本の「き」(前編)

田舎暮らしにはかかせないご近所付き合い。
都会の時よりも間違いなく“密な関係”になります。

ご近所さんは困った時には助けてくれる大きな味方です。
しかし、田舎暮らし失敗の理由としてもよく聞きます。

そういった方たちに話を聞くともちろんご近所さんの理解不足の面もあるのですが、移住者自身も事前知識が不足していると思うことが多々あります。

田舎に住むとはこういうものだと事前に理解することも、田舎暮らしへの大切な準備の1つです。

引越しをする前には一度確認しましょう。

必要最低限のご近所付き合い「区費」


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田舎には必ずと言ってもいいほどあります。
都市部の人でもマンションの方は家賃に含まれていたりするので、あまり馴染みがない人もいるかもしれません。

地域によって様々ですが年間に1~3万程度の支払いがあります。
都市部に比べると高いですよね。
この区費は地区内のゴミ捨て場のカラス除けネットや地区の掲示板・看板などを購入したりするものです。

だからといって必ず支払わなければならないものではありません。
しかし支払いを拒むと村八分にされたり、酷い時にはゴミ出しさえしてさせてもらえないケースもあったりします

よほどな事情がない限りは支払うことをオススメします。

ご近所さんと仲良くなるには「奉仕活動」


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奉仕活動とは地域の草刈りや清掃活動などを行うことを指します。
都会では「役所の仕事」だと思っていることが、田舎では「各自治会区での仕事」になっています。

全ての地域が強制というわけではありませんが、だいたいの地域が「半強制」です。
1世帯から1人出ればいいとか、土日は仕事でいない場合は毎回じゃなくてもいい(理解してもらうまでに時間がかかる)など地区によっては少し緩いルールがあったりはします。

この奉仕活動への参加度が地区の信頼度でもあったりします。
参加しない人には冷たいなんてこともありますが、参加すれば近所の人とも仲良くなり、地域に馴染みやすくなります。

引っ越したばかりだと気を使ってくれるかと思うかもしれませんが、最初から招集がかかるので覚悟しておきましょう(むしろ最初に参加することが肝心です)。

区費と同じで奉仕活動もよほどの理由がない限りは参加をオススメします

余談ですが、奉仕活動とは他に運動会なんてあったりします。
純粋に楽しめる行事もたくさんありので、奉仕活動も楽しむぐらいのつもりで参加してください。

田舎では当たり前の「ゴミ当番」


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都市部でもある「ゴミ当番」。
アパート・マンション暮らしをずっとしている人は知らないですよね。

都市部ではゴミ捨て場の清掃で終わりといった地域が多いです。
しかし、田舎ではごみ回収時間はその場にいなければならなかったり、資源ごみ回収の仕分け箱を設置しに行ったりと仕事が増えます。

朝のゴミ出しで仲良くなるなんてこともあるので、悪いことばかりではありません。
都市部のようにゴミ捨て場が荒れ放題みたいなこともなければ、粗大ごみが捨てられていたり不法投棄なんてこともほとんどありません。


~後編はこちら~

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